米CNETやインターネットでは、米国時間6月17日に公開された「iPhone OS 3.0」のダウンロードに成功したとの報告が多数届いているものの、いくらか問題や不具合を伝えるものも目立ってきた。
米CNET Newsの記者Stephen Shanklandは、太平洋夏時間午後12時頃に、iPhone OS 3.0のダウンロードを試みたものの、毎回のように同じエラーメッセージが表示されてしまった。
米CNETにも、iTunesへのアクセス時に問題が生じているとのコメントが数件届いている。ある読者は「(iPhone OS 3.0への)アップグレードが現在利用できると表示されるが、ダウンロードを4度試みるも数分後には『タイムアウトしました』というメッセージが表示された」と記している。別の読者は「同じ問題だが、アクティベーションのために、iTunesにアクセスすることができず、iPhoneを使えなくなってしまった」と書き込んだ。
少しTwitterを検索してみると、やはり同じ問題に直面している人が、いくらか存在することが分かる。
これは、ちょうど2008年に生じたことの繰り返しである。多くのユーザーが、iPhone 3Gの購入者のアクティベーションが行われているのと同じ時に、「iPhone OS 2.0」へのソフトウェアアップデートに殺到したため、トラフィックの急増に、AppleのiTunesのサーバが耐えられず、今回と同じような問題が起きていた。
本日、iPhone OS 3.0へのアップデートを試みて、問題を抱えてしまった人が、他にもいるだろうか?
太平洋夏時間午後12時45分更新:読者のMichael Samstag氏は、iPhone OS 3.0のアップデートをインストールしようとして、iPhoneが使えなくなってしまったと投稿してくれた。Samstag氏は「iPhoneに『iTunesに接続してください』というメッセージが表示され、緊急通話機能以外は使えなくなってしまった。テクニカルサポートを受けるために、『Apple Callback』にサインアップして、コールバックによるサポートを受けようとしたが、20分間も待たされた。その後、通話は途切れてしまい、早くても、次のコールバックは、東部夏時間の午後6時15分〜午後6時30分になりそうだ。つまり、最低でも3時間は、また、おそらくはもっと長い時間、携帯電話なしで過ごさねばならない」と記した。
Gizmodoには、iPhone OS 3.0へのアップデートで、iPhoneが「壊れてしまった」との報告も寄せられているという。現在、この件に関して、Appleからのコメントを待っている状況である。
太平洋夏時間午後1時5分更新:Appleの「MobileMe」サービスへのアクセス時に、一般的な遅れや接続の不具合といった問題が生じているとのフィードバックも目立ってきている。とはいえ、まだ今回の状況は、2008年の時ほど悪くはないようである。2008年に、iPhone 3GとMobileMeを同時にローンチしたために、Appleのサーバや、他の関連するウェブサービス全体では、大きな混乱が生じてしまった。
太平洋夏時間午後2時26分更新:同僚のStephen Shanklandが2時間半かけて30回ほど挑戦して、アップデートのインストールに成功した。Samstag氏もいまは、正常に機能していると述べている。
現在は正常な状態に戻っているようである。
この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 原文へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」