スーパーデリバリーの姉妹サイトである「オンライン激安問屋」および「バイヤーズナビ」の事業終了にともない、特別損失に事業再編損として2300万円を計上したが、当期純利益は8900万円の黒字(2008年4月期は1億6000万円の赤字)となった。1450円の配当を実施する。6月11日に開いた決算説明会で、「2010年4月期以降も黒字が見込める」(ラクーン取締役財務担当副社長の今野智氏)と配当実施の理由を説明していた。
2010年4月期は売上高が4.7%増の73億5000万円、営業利益は23.6%増の1億1500万円になる見通し。代表取締役社長の小方功氏は事業再編について、「ネットビジネスの場合、単独の事業に経営資源を集中した方が将来得るものは大きいと判断した」と説明した。2010年4月期は中期経営戦略の最終期にあたる。「メーカーと地方の中小小売店の橋渡しをする。小売店のメイン仕入れ先としてのポジションを確保する」との方針を打ち出していた。
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