ソニーは6月10日、水銀0%のアルカリボタン電池「水銀ゼロ0」シリーズ6種類を発表した。すでに無水銀化を実現している酸化銀電池とあわせ、年間約470kgの水銀を削減できるという。10月10日に発売される。価格はオープン。
従来のボタン電池は、水素ガスによる電池膨れや液漏れを防止するため、水銀を添加していた。ソニーが新しく開発した水銀レスのアルカリボタン電池では、水素ガスが発生しても電池内部で吸収する成分を正極活物質に配合。さらに、負極材に高性能亜鉛合金粉の採用や負極合剤への腐食抑制剤を添加させるなどの技術により、無水銀化を実現したという。
新製品として登場するのは「LR-44-ECO」「LR-43-ECO」「LR-41-ECO」「LR-1130-ECO」「LR-1120-ECO」「LR-44-2ECO」の6種類。店頭想定価格は200円前後(LR-44-2ECOのみ400円前後)としている。無水銀化されることで販売価格への影響はないとのこと。
ソニーでは、今後現行のアルカリボタン電池を無水銀化のものへ切り替えていくという。
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