Appleが発売する「iPhone 3G S」に搭載されたカメラは、ビデオ撮影以外にも複数の新機能をサポートしている。
iPhone 3G Sは、3メガピクセルカメラを搭載(現行のiPhoneのカメラは、2メガピクセル)。毎秒30フレームの動画をVGA(640×480)の解像度で撮影できる。これによりiPhoneは、競合する携帯電話に対抗できるようになり、現行機種の欠点を補うことが可能となる。
iPhone 3G Sでは、ビデオ撮影以上のことができる、とAppleのワールドワイドマーケティング担当シニアバイスプレジデントPhil Schiller氏は同社の技術者会議「Worldwide Developers Conference(WWDC)」で述べている。具体的には、電子メール、MMS、AppleのMobileMeサービス、YouTubeを介したビデオの共有が可能となる。
さらにハードウェアが比較的強力になったおかげで、画面をクリックしてドラッグする操作だけで、ビデオを目的の再生場所まで早送りしたり、巻き戻ししたりできるようになった。また、ビデオの長さを編集して調節することも可能だ。早送りおよび巻き戻し、編集をするには、ビデオの各静止画のコマを一続きにフィルムのように並べたインターフェースを利用する。
また、iPhone 3G Sでは、写真愛好家を喜ばすべく、カメラ自体もアップグレードされている。
まずはオートフォーカス。携帯電話の小型センサーは、撮影者の意図にかかわらずすべての物に焦点を合わせることが多い。しかし、iPhone 3G Sのオートフォーカスは、目的の物だけをシャープにしようとする。「Tap to focus」と呼ばれる機能は、画像上の特定の部分を軽く指ではじくだけで、その部分にカメラの焦点を合わすことができる。
オートフォーカスとともに接写用にオートマクロモードもある、とSchiller氏は述べた。
また、Appleによると、光の少ない状況で撮影する際の性能も向上しているという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 原文へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
住環境に求められる「安心、安全、快適」
を可視化するための“ものさし”とは?
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス