こんなケータイあり?新たなギミック「観音開きケータイ」--中国トンデモケータイ図鑑 - (page 5)

意外と気が利くN99i、大手メーカーに真似してほしいぞ

 この開いた状態では数字キーが使えないため、たとえば電話をかけようとしたら、裏にある数字キー部分を押さなくてはならない。また、内部ディスプレイはタッチパネルではないため、メールやメッセージを書く画面を表示しても文字が入力できないなど、画面を開いた状態では機能に大きな制限がある。この大型ディスプレイで手書き文字入力ができたらもっと便利なのになぁ。

 でもゲームの最中に電話がかかってくれば自動的に中断、通話後はゲームの続きをすることもできるし、TV視聴中なら通話が終わればそのままTV画面に戻ってくれる。そして電話を受けている最中に画面右下のH-Freeボタンを押せばワンタッチでハンズフリーモードにできるため、N99iの左右のパッド部分を閉じてケータイスタイルにする必要もない。そう、実は結構使い勝手を考えた設計になっているのだ。そして左右のパッドを閉じればコンパクトなストレートケータイになっちゃうなんて、実は悪くない製品なのかもしれない。

 本体デザインをもーちょいまともなものにして、左右のパッド内部にステレオスピーカーでも設置すれば「ポータブルオーディオケータイ」として発売できるんじゃないだろうか。ぜひとも大手メーカーにこのN99iのアイデアを真似してもらい、まともな製品に仕上げて欲しいものである。ギミックだけが勝負のトンデモケータイと思いきや、今回のN99iは実は結構使い物になっちゃうケータイだったのである。

内部ディスプレイのSMS作成画面では文字を打つことができない 内部ディスプレイのSMS作成画面では文字を打つことができない(※画像をクリックすると拡大します)
通話中はハンズフリーモードに切り替えたりもできるのだ 通話中はハンズフリーモードに切り替えたりもできるのだ(※画像をクリックすると拡大します)

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画広告

企画広告一覧

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]