logo

iPhone向けコンテンツを安価に作成&配信--インフォテリア、企業向けサービス「Handbook」を提供開始

ZDNet Japan Staff2009年06月02日 21時04分
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 インフォテリアは6月2日、iPhoneおよびiPod touch向けの「マニュアル」「カタログ」「操作説明書」といった体裁のコンテンツ作成、配信、閲覧を可能にする統合サービス「Handbook(ハンドブック)」の提供を開始した。

 「Handbook」は、iPhone向けコンテンツを作成・管理するためのツールである「Handbook Studio」と、コンテンツを閲覧するためのiPhoneアプリケーション「Handbookアプリ」(無料)から構成される。

 コンテンツ提供・配信者は、月額料金を支払い「Handbook Studio」を利用することにより、ブログを作成する感覚で「Handbookアプリ」向けのiPhoneコンテンツが作れる。個々のコンテンツは、「ハンドブック」「チャプター」「セクション」と呼ばれる階層構造(いわゆる章・節・項)で体系的に編集できるほか、画像や動画の埋め込み、採点機能つきの簡単なクイズ(4択、並べ替え問題など)なども行える。階層構造の管理単位ごと、もしくはユーザーごとの閲覧権限の設定も可能になっている。

 「Handbookアプリ」は、App Storeから無料でダウンロードできるコンテンツビューワ。サーバから配信されるコンテンツのオンラインでの閲覧が可能なほか、端末へのコンテンツダウンロードが可能で、インターネット接続ができない場所でもHandbookコンテンツの閲覧が可能だ。

 これまで、企業などがiPhoneアプリとして閲覧できるコンテンツを作成しようとすると、アプリの開発やコンテンツ配信のインフラ構築・維持などに多大なコストがかかっていた。Handbookを利用することにより、コンテンツ提供者はそうしたコストを省きつつ、iPhoneでの閲覧に最適化されたコンテンツを容易に作成し、配布できるようになるとしている。

平野洋一郎氏 インフォテリア、代表取締役社長の平野洋一郎氏

 インフォテリア、代表取締役社長の平野洋一郎氏はHandbook提供の意図について「スマートフォン(iPhone)は、これまでエンターテインメント分野での利用が大変多かったが、インフォテリアは、エンタープライズ分野での強みを生かし、リアルなビジネスや教育の場で使われるインフォテリアならではのサービスを提供していく」とした。

 同社では、Handbookについて、整備マニュアル、商品カタログ、実験手順書、不動産物件情報、スポーツ施設、ショッピング施設のフロアガイドなど、顧客向けや社内向け、eラーニングを含めた幅広い分野での利用を見込んでいる。また、将来的にはiPhone OS 3.0での「コンテンツ課金」機能への対応を予定しており、Handbookのコンテンツ販売ビジネスでの利用も視野に入れているという。

 Handbook Studioの利用料金は、インフォテリア運営サイトを利用したSaaSモデルが、契約容量500Mバイトごとに2万1000円/月。年間契約の場合は21万円。Handbook Studioの機能をVMwareの仮想アプライアンスとして提供し、ユーザーが自ら運用するハードウェア上で展開可能なサイトライセンスにも対応する。

 インフォテリアでは、本日提供が開始された日本語版Handbookに続き、2009年度内に、英語版、中国語版を提供開始の予定。2011年までに、Handbook関連ビジネスで2億円の売上げを目指すという。

Handbook StudioとHandbookアプリ ブラウザから利用でき、コンテンツの作成・管理・配信が可能な「Handbook Studio」(左)と、作成したコンテンツを「Handbookアプリ」で表示した様子。ブログを書く感覚で作業できる。

-PR-企画特集