ソースネクスト、第2位の大株主がヨドバシカメラに、第三者割当増資で

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 ソースネクスト(松田憲幸社長)は6月1日、6月17日付けでヨドバシカメラ(藤沢昭和社長)を引き受け先とする第三者割当増資を実施すると発表した。発行新株式数は1万株で、発行価額2万7850円。総額で2億7702万円を調達する。これにより、ヨドバシカメラは13.37%の株式を保有することになり、48.76%のソースネクスト株式を保有する松田社長に次ぐ第2位の大株主になる。

 調達する資金の使途としてソースネクストは、映画コンテンツを利用した英語学習ソフト「超字幕」シリーズのタイトル拡充のための映画コンテンツの権利取得にあてる、としている。

 同社は、08年3月期までは3期連続で増収増益を続けてきたものの、09年月期に大幅な減収減益を記録。売上高は前期比28%減の96億3000万円、最終損益では27億7000万円の赤に転落した。こうした状況を受け、黒字化に向け特に新製品の拡販に力を入れる。

 その目玉が5月14日に発表した「超字幕」シリーズ。ハリウッド映画を楽しみながら英語学習ができるという新しいジャンルの学習ソフトで、多くの映画タイトルをそろえることで、1人あたり複数本の購入が期待できる。さらに開発コストも大幅におさえられることから、パソコンソフトよりコンテンツの販売に近く、高い収益が期待できる。

 同社では「超字幕」シリーズを、「ウイルスセキュリティ」シリーズや「Uメモ」シリーズに次ぐ、主力シリーズにするために経営資源を集中させる方針で、今回の第三者割当増資もそのための資本増強と位置づけている。現在、米国パラマウントデジタル エンターテイメントと業務提携を行っているが、その他の映画配給会社とも提携を行う計画。

 今回の第三者割当増資で新規に発行する1万株は、現在の発行済み株式総数の7.9%に相当し、株式の希薄化が生じる。しかし同社では、収益性の高い「超字幕」シリーズにテコ入れすることで収益を向上させ企業価値・株主価値向上を狙う。

ソースネクスト=http://www.sourcenext.com/
「超字幕.com」=http://www.chou-jimaku.com/

  • このエントリーをはてなブックマークに追加