今思えば良かったと思う総理大臣は?

アイシェア rTYPE リサーチ2009年05月28日 12時53分

 新聞各社が5月中旬に行った世論調査では、麻生首相よりも民主党鳩山代表が首相にふさわしいという人が多かった。では、過去の内閣総理大臣の中で今思えば良かったと思われているのは誰なのだろうか?20代から40代のネットユーザー男女565名に調査を実施、回答を集計した。

 麻生太郎総理を支持しているかを尋ねたところ、「支持していない」が35.6%、「どちらかというと支持していない」が18.1%で、不支持派が 53.6%。一方、支持派は「支持している(7.8%)」「どちらかというと支持している(16.5%)」を合わせた24.2%。「どちらでもない」の中間層が22.1%であった。男女別に見ると、男性の支持派は女性より9.5ポイント高い28.5%。年代別では40代の不支持派が他の世代より高い 65.1%だったのが目立った。

 「今思えばよかったと思う内閣総理大臣」を1人選んでもらったところ、1位は「小泉純一郎」で29.2%。2位の「安倍晋三(8.8%)」以下を大きく引き離した。選択肢にあげた平成の歴代内閣総理大臣以外を選んだ人では「田中角栄」「中曽根康弘」との回答が多く、「伊藤博文」「犬養毅」などの名前も挙がった。

 小泉氏を評価する声は女性と30代で特に多く、ともに3割を超えていた。しかし、麻生総理を「支持している」人に限ってみると「安倍晋三」が2位の「小泉純一郎(25.0%)」を6.8ポイント上回りトップだった。麻生支持派と安倍晋三支持派には何か共通点があるのだろうか。一方、良かったと思う総理大臣は「いない」とした人は全体の32.7%を占め、麻生総理を支持しない人では40.6%にのぼった。

 ちなみに内閣総理大臣に求める要素の自由回答には「リーダーシップ」「カリスマ性」「実行力」「行動力」「決断力」などが多く挙がった一方、「国民のことを考えられる」「国民目線」「信頼感」といった言葉をあげる人も目立った。戦後最大の不況と言われる今、共感できる人間性と、力強く日本を引っ張っていくリーダーシップを兼ね備えた人物が求められているのだろう。

今思えば良かったと思う総理大臣

 調査はブロガー向け情報サイト「ブロッチ」などネットマーケティングを展開する株式会社アイシェアが、同社の提供するサービス会員をパネラーとして行った。

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