Twitter利用者、日本でも急増--男性が75%を占める

鳴海淳義(編集部)2009年05月27日 13時42分

 ネットレイティングスは5月27日、インターネット利用動向調査「NetView」の2009年4月データを発表した。米国発のマイクロブログサービス「Twitter」の利用者が日本でも順調に増加していることがわかった。

 Twitterは、ユーザーが140字以内の短いテキストを投稿し、ほかのユーザーとコミュニケーションをとるサービス。米国や英国では著名人をはじめ、企業、団体も活用している。

 2009年1月以降のTwitter利用者数の推移を米国、英国と比較すると、日本は利用者数の規模ではおよばないものの、伸び率では順調な上昇傾向を見せている。

TwitterTwitterの利用者数推移と2009年1月の利用者数を基準とした伸び率(2009年1月〜2009年4月、家庭と職場からのアクセス)

 また3国の利用状況を比較すると、1人あたりの平均訪問頻度は英国がやや高いものの大きな違いは見られなかった。1人あたりの平均利用時間は米国の17分33秒、英国の27分19秒に比べて、日本は4分57秒と短い。利用者の男女構成比では、米国、英国ともに女性の占める割合がやや高いが、日本は男性75%、女性25%と、男性の利用が主となっている。

Twitter日本、米国、英国のTwitter 利用者数、リーチ、平均訪問頻度、平均利用時間、男女構成比(2009年4月、家庭と職場からのアクセス)

 ネットレイティングス シニアアナリストの鈴木成典氏は、「米国や英国では著名人によるTwitterを活用した情報発信が盛んになったことで、利用者数を伸ばしてきています。日本においてはまだ認知度が低く、一部のユーザーがその利便性に気づき始めている段階だと推測されます。今後、米英同様に影響力のある著名人がコミュニケーションツールとしてTwitterを選択し情報発信を行えば、利用者数の急増が予想されます。また、Twitter が広く浸透し、多くの利用者を獲得すれば、コミュニケーションツールとして活用を検討する企業も増えてくるでしょう」と分析している。

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