ソニーおよびソニースタイル・ジャパンは5月26日、「VAIO」の2009年夏モデルとして、Windows XPを搭載した小型モバイルPC「type P VGN-P50」を新たにラインアップした。
店頭販売モデルのほか、VAIOオーナーメードモデル/法人向けカスタマイズモデルがラインアップされる。VAIOオーナーメードモデル、法人向けカスタマイズモデルは、同日より「ソニースタイル」および提携店にて先行予約販売を、店頭販売モデルは6月6日より販売を開始する。
価格は、VAIOオーナーメードモデル/法人向けカスタマイズモデルのWindows XP搭載モデルが6万7800円から、Windows Vista搭載モデルが7万9800円からとなる。また、店頭販売モデル(Windows XP搭載モデル)は市場想定価格が8万5000円前後の見込みだ。
このほかのノートPC夏モデルとしては、「type T」「type Z」「type F」「type A」のVAIOオーナーメードモデル/法人向けカスタマイズモデルを拡充し、仕様の選択肢や新カラー、新柄を追加した。
type Pの店頭販売モデルでは、OSにWindows XP Home Editionを搭載し、NTTドコモのFOMA HIGH-SPEED通信サービスに接続可能なワイヤレスWAN通信機能を標準搭載した。電源オフ状態からクイック起動してすぐに使える「インスタントモード」がワイヤレスWANにも対応し、「XMB(クロスメディアバー)」ボタンを押すことで、すぐに動画や音楽の再生、インターネットなどを楽しめる。
VAIOオーナーメードモデル/法人向けカスタマイズモデルでは、Windows XP Home Editionやインテル Atom プロセッサ Z550、約256GバイトのSSDなど、本体仕様の選択肢を増やした。
天板バリエーションとして、ゴージャスでありながら落ち着きのあるカラーの「パイライトゴールド」と、従来のカラーをベースにレーザー刻印の技術を使って柄をあしらい、ユニークなパターンをシンボリックに表現したデザイン「メッシュガーネット」「レイヤードペリドット」「フローズンクリスタル」を新たに追加。これにより、従来の「オニキスブラック」「ガーネットレッド」「ペリドットグリーン」「クリスタルホワイト」とあわせて、天板バリエーションは全8種となった。
キーボードカラーも、従来の「シルバー」に新色の「ダークブラウン」が加わり、天板バリエーションとの組み合わせで16通りから選択できる。
一方、コンパクトサイズのモバイルPCのtype Tでは、新たに地上デジタルダブルチューナーの搭載が可能となった。ソニーオリジナルソフトウェア「Giga Pocket Digital」を使って多彩な録画・再生ができ、手軽に操作できる。また、天板カラーに新色の「コスミックブルー」を追加し、従来カラーとあせて全10種類となった。価格は14万9800円からとなる。
ハイパフォーマンスモバイルPCのtype Zでは、Intel Core 2 Duoプロセッサ T9900や、RAID構成のSSD(約512Gバイト)など、本体仕様の選択肢を拡充した。
天板デザインに、シンプルなドットパターンの重なりや組み合わせで抽象模様が浮かび上がる「ドットマトリックス」と、幾何学的な模様の組み合わせやインクの濃淡で生み出される立体的なデザインの「カレイドスコープ」の2種類を追加。天板カラーの新色として、ヴィンテージワインのような「ボルドー」も追加し、全7種の天板バリエーションから選択可能となった。
また、パームレストカラーも従来の「シルバー」に加えて「ブラック」が選択可能となり、キーボード配列には新たに「日本語配列(カナなし)」が追加されている。価格は17万9800円からとなる。
ハイビジョンAVノートのtype Fでは、グラフィックアクセラレーター ATI Mobility Radeon HD 4650が選択可能となった。専用ビデオメモリーも1Gバイトを搭載し、ハイビジョン映像をよりなめらかに描き出すという。
フルHD液晶・専用ビデオメモリ搭載モデルには、天板カラーに「ブラウン」を追加。従来の「ホワイト」「チタングレー」とあわせて全3種類から選択できる。価格は13万4800円から。クリアブラックLE液晶搭載モデル(本来カラーはホワイトのみ)は、11万6800円からとなる。
高度な編集作業も可能にするtype Aでは、Intel Core 2 Duoプロセッサ T9900やSSD 約512Gバイト+HDD 約500Gバイトのストレージが選択できるようになり、より快適な作業が可能となる。価格はAdobe Creative Suite 4が付属したクリエイティブパッケージモデルが36万4800円から、フォトエディションモデルが24万9800円から、ビデオエディションモデルが19万4800円からとなる。
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