企業から個人まで多くのユーザーが利用しているマイクロソフト社のソフトウェア「Microsoft Office」。ワープロソフトの「Word」、表計算ソフトの「Excel」、プレゼンテーションソフトの「PowerPoint」など、さまざまなアプリケーションソフトがあるが、ネットユーザーはこれらのソフトをどのように活用しているだろうか。20代から40代の男女583名の回答を集計した。
Microsoft Office製品を使ったことがあるのは全体の91.3%と利用者が多かったが、Microsoft Officeに関する資格制度「マイクロソフトオフィススペシャリスト」を取得したことがあるのは4.1%と少数だった。
取得した22名のうち90.9%が「Excel」の資格を持ち、「Excel」は「Word」とセットで取得した人が多い傾向が見られた。また、「Access」「PowerPoint」所有者は全員「Excel」「Word」も取得していた。
Microsoft Office製品使用経験者のうち現在仕事をしている449名に仕事でMicrosoft Office製品を使うことがあるかと聞くと、73.9%が「業務上必須なので使う」とし、「業務上必須ではないが便利なので使っている(15.8%)」と合わせると約9割が仕事でMicrosoft Officeを利用していた。
男女別にみると「業務上必須なので使う」としたのは男性が多く、女性より16.4ポイント高い80.8%を占めた。資格を取得したことがあるのは男性よりも女性が多かったが、「業務上必須ではないが便利なので使っている」を合わせても仕事で利用しているのは男性の方が多いようだ。
一方、プライベートでMicrosoft Office製品を使うことが「ある」のは使用経験者の73.1%。最も使うのは「Excel」がトップで63.5%だった。用途は「家計簿」「音楽CDなど持ち物リスト作成」「健康管理シート」「住所録」などで、「Wordは使いにくいのでなんでもExcel」「練習を兼ねて」という理由で使用している人もいた。
32.1%が最も使用するとした「Word」は主にワープロ代わりに、「Access」は「趣味でアプリケーション開発」、「PowerPoint」は「デザイン」で使用するとの声がみられた(自由回答)。
Microsoft Office製品を使ったことがある人に1番自信があるソフトを1つ選んでもらうと、ここでもトップは「Excel」で47.2%、2位は「Word(22.4%)」だった。しかし「どれも自信がない」も23.5%を占め、女性では男性よりも6.5ポイント高い27.0%が「どれも自信がない」とした。
また、4つのソフトのうち最も上達したい、もしくは使えるようになりたいと思うものはどれかを回答者全員に聞いたところ、1位は「Excel」で 43.4%、2位には「Access」が21.1%で続き、「PowerPoint(11.0%)」が3位。プライベート利用率2位の「Word」は 7.5%で最下位だった。
調査はブロガー向け情報サイト「ブロッチ」などネットマーケティングを展開する株式会社アイシェアが、同社の提供するサービス会員をパネラーとして行った。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」