ビッグローブによると、現在ブラウザのブックマーク機能を利用しているユーザーは9割以上になるが、既存のブックマークはタイトルやURLといった文字情報しかなく、情報の共有も難しいという声も多かったのだという。そのため視認性が高く、シンプルな操作で利用できるブックマークサービスの提供について模索していた。
その中で同社子会社で投資事業を行うBIGLOBEキャピタルがリサーチしていたSimplyBoxに注目。今回の提携に至った。画像の保存に対応したクリッピングサービスといえばTumblrやEvernoteをはじめとして国内外に複数あるが、「日本人の体質を考慮し、簡単な操作で利用できるサービスを選んだ」(ビッグローブ)という。
今回の提携は、ビッグローブとSimplyBoxの共同マーケティングという形になる。ビッグローブではサービスの日本語化を行ったほか、3カ月間のカスタマーサポートに対応する。また、SimplyBoxが提供予定の英語版のiPhone用アプリについても日本語化を手掛けており、近日App Storeで公開される予定している。
両社は共同マーケティングの結果を踏まえて、今後の提携関係を検討していく。将来的には公式アカウントを作成してビッグローブが運営するポータルサイトへの集客ツールに利用するほか、インターフェースやモバイル対応といった日本独自のカスタマイズや法人向けサービスの提供なども検討する。なお、現時点でBIGLOBEキャピタルからSimplyBoxへの具体的な投資などの予定はないとしている。
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