起業を志した際、私には足りないものが3つあると考えていました。それはビジネス経験とビジネスに転用できるさらなる技術理論、そして優秀な人材です。そこでまず私はソフトバンクBBへ入社し、ブロードバンドや携帯電話などの通信技術の研究や標準化活動に従事しながら、先端技術からマネタイズするプロセスを経験しました。
その後北海道大学の助教授になり、複雑ネットワーク理論の研究を開始しました。ウェブを利用するたび、膨大な行動履歴が発生しますが、この種のデータを解析する一般解法はこれまで存在しませんでした。この複雑ネットワーク理論を応用すればウェブでビジネスができるのではないかと思い、大学の研究室を通じて知り合った吉村(真弥氏。サイジニア専務執行役員CIO)と寒河江(道博氏。サイジニア常務執行役員CTO)と私がファウンダーになる形で2007年に起業しました。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
NTT Comのオープンイノベーション
「ExTorch」5年間の軌跡
すべての業務を革新する
NPUを搭載したレノボAIパソコンの実力
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
先端分野に挑み続けるセックが語る
チャレンジする企業風土と人材のつくり方
日本のインターステラテクノロジズが挑む
「世界初」の衛星通信ビジネス