まず、一番簡単だろうと思った、写真を開く操作から始めた。ライブラリはすぐに表示されたが、写真を開く動作が遅かった。また、選択した写真だけが開くのではなく、フォルダ全体のスライドショーが始まってしまうのも予想外だった。
次に音楽に移り、Indigo Girlsのアルバム「All that We Let In」をストリーミング再生した。音質はよく、気になるほどの音飛びもなかった(ヘッドホンを持参するのを忘れたため、短い時間で一気にしか聞けなかったが)。
そこで動画に移り、Windows 7に付属する野生動物の高画質動画クリップを再生した。ところどころ動きがぎこちない箇所があったが、クリップは音声も含めて再生できた。
この結果に満足して、筆者はPCをしまってオフィスに向かった。興味深いことに、このメディア共有機能は、オフィスに入ってしまうと同じPCであっても機能しないようだった。オフィスのネットワークのラベルを、ホームネットワークとオフィスネットワークの両方に設定してみたが、ネットワークファイアウォールか何かによって妨げられているのかもしれない。
有線接続からCNETのパブリックワイヤレスネットワークに切り替えたところ、再び自宅のコンピュータに格納されたコンテンツを見ることができた。自宅を出た後に録画されるように設定しておいたTV番組「セサミストリート」までストリーミング再生することができた。
視聴を体験したときの映像品質には、非常に大きなばらつきがあった。最もよいときには、小さいが見づらいというほどではないウィンドウで表示されたが、非常に小さなウィンドウになったり、バッファ時間が待てないほど長くなったりすることもあった。
Microsoftは、動画ストリームのサイズと品質には、コンテンツの特性、利用可能な帯域幅、ストリーミング元のコンピュータの処理能力といったさまざまな要素が関係すると述べている。
最も良い状態では、録画したTV番組を視聴できるのは便利だといえる。Slingboxが提供するリアルタイム番組のオプションほどではないが、それでも出張の多いビジネスユーザーが空港やホテルから出られないときなどには有用となる可能性はある。しかし、時々動作が遅いために、Huluにしようという気になったこともあるのは確かだが。
全体として、メディアストリーミング機能はいい追加機能だと思った。しかし、筆者としては、いくつかの制約と、やや複雑なセットアップ手順を考えると、これをあえて試してみようという気になるのは、メインストリームユーザーというより熱心なユーザーだろうという印象が残った。
この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。原文へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
「もったいない」という気持ちを原動力に
地場企業とともに拓く食の未来