カメラ記者クラブ、「カメラグランプリ2009」大賞はキヤノン「EOS 5D MarkII」

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 カメラ記者クラブは5月15日、年間を通じて日本国内で発売されたスチルカメラの中から優れた製品を表彰する「カメラグランプリ2009」の各賞を発表し、最も優れた製品に贈られる「大賞」は、キヤノンのデジタル一眼レフカメラ「EOS 5D Mark II」が受賞した。

 「カメラグランプリ2009 大賞」を獲得した「EOS 5D Mark II」は、「フラグシップモデルに勝るとも劣らない各種機能を搭載したにも関わらず、アマチュアカメラマンにも手の届く価格に抑えた点」と、「長年培ってきたビデオカメラでのノウハウを生かしたハイビジョン撮影機能を搭載した点」をあわせ、「これからのデジタル一眼レフカメラの方向性を明確に示したこと」が高く評価された。

 「大賞」をデジタル一眼レフカメラが受賞するのは8年連続。キヤノンとしては、03年に受賞した「EOS-1Ds」以来、8回目の「大賞」受賞となった。

 続いて、一般ユーザーの投票によって選ばれる「あなたが選ぶベストカメラ大賞」が発表され、ニコンのデジタル一眼レフカメラ「D700」が受賞。昨年、同賞を「D3」で受賞したニコンは、2年連続の受賞となった。ユーザーからは、高感度での撮影機能や、コストパフォーマンスの高さを評価する声が多く集まった。

 また、「大賞」受賞機種を除く写真製品・機材を対象として、カメラ記者クラブが独自に選考する「カメラ記者クラブ賞」は、パナソニックのデジタル一眼カメラ「LUMIX G1」と、カシオのコンパクトデジタルカメラ「HIGH SPEED EXILIM EX-FC100」の2製品が受賞した。

 「LUMIX G1」は「マイクロフォーサーズ規格の採用をはじめ、ミラーレス構造、見やすいライブビューファインダーなど、革新的な高性能・高機能を実現した」点、「HIGH SPEED EXILIM EX-FC100」は、「超高速連射、ハイスピードムービーの機能を、22.6mmの薄型ボディに凝縮させ、ハイスピード写真文化の大衆化を担う象徴的な存在となった」点がそれぞれ評価された。

 柴田誠・カメラ記者クラブ代表幹事は「昨年はデジタル一眼レフの需要の拡大が追い風になり、多くの機種が発表され、また各社から主力モデルが発売されたことから、接戦が予想されたが結果として(大賞は)一人勝ちだった」と明かした。また、「カメラ関連の賞は海外も含め多数あるが、『カメラグランプリ』はまだまだ認知度が低い。より一般にも広げていけるよう努力するとともに、業界の発展に尽くしていきたい」と今後の展開についての意気込みを示した。

 「カメラグランプリ」は、写真・カメラ雑誌のメカニズム担当記者で構成する「カメラ記者クラブ」が主催し、日本国内向けに発売された優れたスチルカメラを表彰するもの。今年は08年4月1日から09年3月31日までに発売された184機種が対象となった。選考委員は、「カメラ記者クラブ」のメンバーから成る実行委員会、雑誌編集部、外部選考委員などを含めた61 人。なお、今回発表した各賞の贈呈式は、6月1日の「写真の日」に、東京・中央区明石町の聖路加カーデンで開催される。

カメラ記者クラブ=http://www.cjpc.jp/

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