カメラ記者クラブは5月17日、1年以内に日本国内で発売されたスチルカメラの中から、もっとも優れた1台を選び表彰する「カメラグランプリ2007」の結果を発表した。
1984年から開始されたカメラ記者クラブ主催の「カメラグランプリ」は、その1年間に日本国内で新発売されたスチルカメラの中から、もっとも優れたカメラ1機種を選び表彰するもの。選考方法は、カメラ記者クラブに加盟している11誌の編集長(もしくはそれに代わる雑誌代表者)、カメラ記者クラブ会員、カメラグランプリ実行委員会が委託した21名の外部選考委員と8名の特別選考委員による記名投票で行なわれる。
カメラグランプリ2007の選考対象は、2006年4月1日から2007年3月31日までに発売された159機種。その中でグランプリの栄冠に輝いたのはペンタックスの「K10D」で、デジタル一眼レフカメラが6年連続の受賞となった。ペンタックスは1998年の「645N」以来、9年ぶり3度目の受賞となっている。
選考理由としては、1020万画素CCDによる高画質、幅広いレンズに対応するカメラ本体内での手ブレ補正機構SR(シェイクリダクション)、ゴミの写りこみを抑えるホコリ除去機構DR(ダストリムーバル)、さまざまな撮影条件でも安心して使える防塵、防滴構造の堅牢なボディ、さらに使用者の撮影意図に応える多彩かつ独自の露出モード、撮影機能を多数装備しながら多くのユーザーが購入しやすいリーズナブルな価格などが挙げられている。
また、大衆性や話題性、先進性などに特に優れた製品に贈られる「カメラ記者クラブ特別賞」には、デジタル一眼レフに新規参入したソニーの「α100」、ソフトウェアとして初受賞となるアドビシステムズの「Photoshop Lightroom」が選出された。なお、カメラグランプリ2007の授賞式は、6月1日に都内で開催される予定だ。
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