「経営合理化でV字回復の準備は整った」--ngi group決算は純損益17億円の赤字に

岩本有平(編集部)2009年05月14日 13時28分

 ngi groupが2009年3月期(2008年4月〜2009年3月)の連結決算を発表した。売上高は88億2800万円(前期比13.54%増)、営業損益は9億3900万円(同64.58%減)、経常損益は7億200万円(同71.88%減)、当期純損益は17億3800万円の赤字(前期は7億3500万円の黒字)となった。

 連結子会社であるフラクタリストや富士山マガジンサービスをはじめとしたインターネット関連事業が好調で売り上げを伸ばしたが、大規模な経営合理化により約23億円の特別損失を計上したことが大きく響いた。

 5月14日に開催された決算説明会では、2月に代表執行役社長となった金子陽三氏が登壇。冒頭で「(株主や関係者に対して)心配とご迷惑をお掛けしていることを深くおわびする。将来の成長に向けた経営合理化を断行し、V字回復のスタートラインに立ったことを理解いただきたい」とコメントした。

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