「経営合理化でV字回復の準備は整った」--ngi group決算は純損益17億円の赤字に - (page 2)

岩本有平(編集部)2009年05月14日 13時28分

 同社は今期、投資事業の不振から(1)保有有価証券の処分および評価の見直し、(2)固定費削減や各種契約の見直しを含めた一般管理費削減(オフィスの移転や業務委託などを見直し)、(3)従業員の総人件費削減(単体で57名から9名、連結で284名から206名に削減。グループ会社への転籍含む)、(4)グループ会社の見直し(海外法人4社の整理と子会社2社、関連会社2社の株式売却)、(5)役員報酬の減額--の5つの経営合理化策を実施。これにより、本社費用を約9億5000万円圧縮し、2億9800万円としたほか、保有有価証券残高を約13億円圧縮した4億7000万円とし、評価損の発生リスクを減少させている。

 ngi groupでは今後、インターネット事業に注力すると説明。「モバイルインターネット」「Open Social」「3Dインターネット」の3分野にフォーカスし、グループ会社間のシナジーや外部パートナーとの連携を強化するとしている。2010年3月期の連結業績見通しについては、売上高50億円、営業利益1.8億円、純利益では9000万円の黒字回復を見込む。

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