関西圏を中心に光ファイバーネットワークを提供する、ケイ・キャットとケイ・オプティコムは5月11日、光ケーブルテレビサービス「K-CAT eo光テレビ」(eo光テレビ)において、CSハイビジョンチャンネルの拡充などを含む新サービスを発表した。
新サービスの内容は、CSハイビジョンチャンネルのラインアップ拡充とBSパススルーサービスの2つ。これによりCSハイビジョン35チャンネルに加え、地上デジタル、BSデジタルの合計50チャンネルの視聴が可能になるという。同社では「ケーブルテレビ業界最大規模のハイビジョン放送を提供する」としている。
これにあわせ、現在の視聴メニューを「プレミアムHD」「ベーシックHD」「コンパクト」と改め、5月18日から提供を開始するという。全メニューでBSパススルーの視聴をサポートするほか、プレミアムHDでは最大35チャンネル、ベーシックHDでは最大27チャンネルのCSハイビジョン放送を提供する予定だ。
各メニューの月額料金はプレミアムHDが3980円、ベーシックHDが3500円、コンパクトが1800円。ただし5月18日から8月2日までの期間にeo光テレビに新規申込みをしたユーザーを対象に1年間、月額料金を800円値下げするキャンペーンを実施。これにより、eo光テレビのほか、ケイ・キャット、ケイ・オプティコムが提供する「eo光ネット」「eo光電話」のトリプルプレイサービスが月額7900円から利用できるとのことだ。
ケイ・キャット常務取締役の半澤俊一氏は「現在は、2008年秋から始まった経済不況の中だが、ケーブルテレビ業界は2011年7月の地上アナログ放送停止により、地上デジタル放送への切り替えに対し、意識の高まりを感じている。eo光テレビでは、光ネット、光電話と合わせたトリプルプレイサービスという高品質、低価格のサービスを提供することで、激しい競争の中だが切磋琢磨していきたい」と話した。
ケイ・キャットとケイ・オプティコムは、現在京都、大阪、滋賀、奈良、兵庫、和歌山の2府4県にサービスを提供している。eo光テレビは、2008年2月に加入世帯数10万件を達成。約1年3カ月後の2009年5月中には加入世帯数20万件に到達する見込みだという。
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