マイクロブログサービスTwitterの新しいバイスプレジデントSantosh Jayaram氏は米国時間5月6日、「Twitter Search」は今後もっと便利になると語った。
同夜、筆者が司会を務めたイベントに、最近までGoogleの検索クオリティ事業でマネージャーを務めていたJayaram氏が登場した。パネルディスカッションおよび後で行われた1対1での討論でJayaram氏は、Twitter Searchが近いうちに、短い書き込みの「つぶやき」(tweet)に含まれるリンクを巡回して、リンク先コンテンツのインデックス化を始めることを認めた。Twitter Searchは現在、Twitterに投稿されたテキストのみを検索する。
Twitter Searchが新しい機能を持つようになれば、ウェブ上でリアルタイムで起きていることをより完全に近い形でインデックス化できるため、時宜にかなうコンテンツを探しているユーザーにとって、Twitter SearchはGoogleと並ぶ有力な選択肢になるだろう。
また、Twitter Searchは「評判」ランキングシステムも開始する予定だ、とJayaram氏は語った。人気の高いトピックはそれ自体のリンクがTwitter.comのサイドバーに表示されており、この「注目の話題」(Trending Topics)を検索する場合、Twitterが各つぶやきを書いたユーザーの評判を考慮し、一部それに基づく検索結果ランキングを表示する。
どのように評判を集計するのかについてJayaram氏は詳細を語らなかったが、エンジニアが今も取り組んでいることを示唆した。しかし、この機能もまたTwitter Searchをより価値の高いものにするはずだ。
現在、Twitterで注目の話題を検索すると、結果は数百、数千ものユーザーによるつぶやきの再投稿(re-tweet)や価値の低いコンテンツに埋もれてしまうかもしれない。ランキングシステムがあれば、大いに助けになるだろう。
これらの変革に期待している。
それから、討論会でJayaram氏がTwitter Searchの即時性を説明するために披露した、リアルタイムでの検索の話を書いておこう。同氏は3月30日、サンフランシスコのTwitterのオフィスにいたとき、「地震」という単語が急にどんどん話題に上り始めたことにTwitterのエンジニアたちが気づいたのだと語った。彼らにはどこの地震のことか分からなかった。
数秒後、オフィスのビルが揺れ始めた。サンフランシスコの南60マイル(約96キロ)のMorgan Hillで地震が起こり、揺れに関するTwitterのつぶやきは地震そのものよりも早くオフィスに到達したのだ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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