2010年3月期連結決算は売上高が前期比20%増の100億円、営業利益が2.7倍の6億円と増収かつ大幅増益を見込む。シェア拡大が続き、業績はV字回復するとみている。岡村氏は「4月を含めて足元の状況は順調で勢いがある。ただ、いつまでこの勢いが続くかわからないので、保守的に見積もって2009年1〜3月の業績を4倍した業績にとどめた」と説明した。
6月1日付で、ベルシステム24のコスメ関連雑誌事業を買収することも収益に寄与する。同社の刊行する「bea's up(ビーズ・アップ)」は10万部以上の発行部数をもつ雑誌であり、この媒体力をウェブにも本格展開することでコスメ系のアフィリエイト広告需要を掘り起こす。アドウェイズでは買収した6月から黒字計上を見込む。
そのほか2008年8月に買収したモバイルサイト運営のアドウェイズ・エンタテインメント(旧トイビィー・エンタテインメント)も音楽・芸能などリアルイベントとの連動で収益を伸ばす計画だ。
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