Googleのオープンソースブラウザ「Chrome」の最新版を使っていて、私と同じように「Gmail」のスクロールバーがなくなったことを嘆いたユーザーはいるだろうか?しかしもう嘆く必要はない。Googleは開発者向けの最新版リリースでその復活を明らかにした。
「Chrome 2.0.177.1」は開発者向けリリースチャンネルのDeveloper preview channelで提供されているバージョンで、ベータ版や正規版をリリースするチャンネルとは異なるため、誰もが利用するわけではない(「Chrome Channel Changer」をダウンロードすることで、開発者向けもしくはベータ版を提供するチャンネルに登録可能だが、正規版に戻すことを決めた場合は直ちにアンインストールしなければならないと警告されている)。
新版では、たとえばAdobe Systemsの「Flash」などのプラグインをブラウザの再起動なしでインストールできるようになっている。その他の修正では、ウェブ音楽サービスLalaのサイトが利用できるように「V8 JavaScript Engine」がアップデートされている。
Googleはまた、Chromeのマーケティング活動も続けている。Chrome発表時には概要を説明するChromeコミックブックを公開したが、これに続く形で米国時間4月29日に、クリエーターが制作したChromeにまつわる11本の動画を公開した。
表面的なプロモーションでは飽き足らない人に向けて、Googleは Chromeエンジニアによる技術的説明をYouTubeで5本公開している。解説の長さは10分から28分だ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」