世界No.1メーカーが作った中国トンデモケータイとは? - (page 2)

こだわりのあるスタイラスペン

 そしてさらに重量を増やしているのがスタイラスペンだ。この手のケータイのスタイラスペンといえばプラスチック製か中空アルミ製だが、6208cはスタイラスペンもステンレス製。しかも「刀」のような、不思議な形状をしている。そして電池カバーよりもこのスタイラスペンのほうが重量があるのだ。

 すなわちNokiaはスタイラスペンをすぐに落としてなくしてしまうような安いものにはせず、背面に装着できる文具のようなものとして、存在感のあるものにしたかったのではないだろうか。しかもこのスタイラスペンは指先でずらして外すのだが、その際「カチャッ」と金属同士が当たる音がする。「ペンを外す」という行為を聴覚的に強くアピールしているかのようである。

 ちなみにNokiaは昔、Nokia 6108というやはり手書きのできるケータイを中国市場などに出していた。こちらは画面ではなく数字キーパッド部分がフリップになっており、その内部パッドに文字を手書き入力するのだが、やはりスタイラスペンは「背面に背負う刀」のイメージで作られていた。どうやらNokia中国の開発者たちは、スタイラスペンに大きなこだわりを持っているようだ。

電池カバー表には刀のような形状のスタイラスペンが取り付けられている 電池カバー表には刀のような形状のスタイラスペンが取り付けられている(※画像をクリックすると拡大します)
スタイラスペンは指先でずらしてはずす スタイラスペンは指先でずらしてはずす(※画像をクリックすると拡大します)
金属製で重量感があるスタイラスペン 金属製で重量感があるスタイラスペン(※画像をクリックすると拡大します)
2003年ころに発売されていたNokia 6108。やはり特徴のあるスタイラスペンを採用している 2003年ころに発売されていたNokia 6108。やはり特徴のあるスタイラスペンを採用している(※画像をクリックすると拡大します)
6108(左)と6208c(右)。スタイラスペンの搭載コンセプトには共通点がありそうだ 6108(左)と6208c(右)。スタイラスペンの搭載コンセプトには共通点がありそうだ(※画像をクリックすると拡大します)

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