EMC傘下の仮想化専門企業VMwareは、2009年第1四半期の売上高が、前年同期と比べて7%増の4億7000万ドルとなったことを発表した。現金は20億ドルを上回り、総前受収益は9億1700万ドルだった。同四半期の営業キャッシュフローは、前年同期から95%増加し、2億5900万ドルとなった。
同社声明によると、同四半期におけるサービス売上高が総売上高に占める割合は、2008年の33%から増加して45%となったのに対し、ライセンスの売上高は、厳しい経済状況により、前年同期から13%減少して2億5700万ドルになったという。
VMwareの最高財務責任者(CFO)であるMark Peek氏は電話会議で、「トータルのライセンス販売は伸び悩んでいる」と述べた。「全体的な販売が、特に欧州で減少しており、ライセンス売上高は非常に好調であった2008年の第1四半期から12.8%減少した」(Peek氏)
OvumのアナリストであるTim Stammers氏は声明で、VMwareの最近の成長を考えると、(同社が2009年第2四半期の)売上高減少を見込んでいるという発表は「やや意外」であったと述べた。
Stammers氏は、VMwareが(同社2009年第2四半期の)売上高減についての見通しに言及した理由の1つとして、同社が2009年5月に「同社売り上げのかなりの割合を占めるサーバ管理ツールの大きなメジャーアップデート版をリリース予定であること」が挙げられると述べた。「新製品が発売間近になると必ず、顧客はそれが発売されるまで製品購入を待つ傾向が強まる」と同氏は述べた。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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