富士通は4月21日、個人向けPC「FMVシリーズ」2009年夏モデルとして、ラインアップを一新し、オールインワンノートPC「FMV-BIBLO」6シリーズ12機種と、オールインワンデスクトップPC「FMV-DESKPOWER」4シリーズ7機種の、計10シリーズ19機種を発表した。4月23日から販売を開始する。
夏モデルでは、ユーザーのニーズに細かく対応するため、幅広いラインアップを取りそろえたという。
スタイリッシュノート「FMV-BIBLO NFシリーズ」では、「NF/D85D」と「NF/D75」「NF/D70」「NF/D50」「NF/D40」の5機種をラインアップした。
NF/D75とNF/D70には、筐体全体が丸みを帯びた新デザイン「スクエアラウンドデザイン」を採用。塗装には「スーパーファイン・コーティング」を施したという。NF/D70のカラーバリエーションは、エボニーブラックとアーバンホワイト、ルビーレッド、プルシャンブルーの4色から選択可能だ。
NF/D75では、キーボードに光沢のあるグロッシー加工を使用。カラーバリエーションとしてエボニーブラックとアーバンホワイト、ルビーレッドの3色を揃えた。
NF/D85Dを除く4機種では、使いやすさを追求し、従来は約14.3mmのキーピッチを約18.4?に拡大した「フルサイズテンキー」を搭載。また、文字が見やすく、左右に指が動かしやすいフラット型キーボードを採用したとのことだ。
NF/D85DとNF/D75、NF/D70では、HDMI出力端子やAVCHD対応の「DVD MovieWriter for FUJITSU」を搭載し、さらにNF/D85DとNF/D75にはBlu-ray Discドライブも装備している。
新シリーズとして提供されるネットブック「FMV-BIBLO LOOX Mシリーズ」は、天板やパームレスト部に光沢感のある塗装を施し、デザイン性を追求した。カラーはミルクホワイトとルビーレッドの2色から選択可能だ。
キーボードは約17.2?のキーピッチを確保し、使いやすさに配慮した。また、SDメモリーカードとメモリースティックに対応したダイレクトメモリースロットや、Bluetoothワイヤレステクノロジ、ウェブカメラなど、基本性能を充実したという。
14種類の辞書・辞典コンテンツを搭載した「電子辞書」や、利用環境と大切なデータを保存、復元できる「マイリカバリ」など、ニーズの高いソフトウェアをプレインストールしている。
ハイスペックAVノート「NWシリーズ」では、メインディスプレイのほか、キーボード側にセカンドディスプレイとして「タッチスクエア」を搭載。メインディスプレイでウェブページを閲覧しながら、タッチスクエアに気になるワードの辞書検索結果を表示できるとのこと。また、デジタル放送視聴や音楽鑑賞で、高音質で広がりと臨場感のある音質を体感できる「MaxxAudio」に対応している。
コンパクトノート「Sシリーズ」は、4Gバイトメモリやインテル Core 2 Duo プロセッサ P8700を搭載した。
大画面モバイルノート「MGシリーズ」では、4Gバイトメモリやインテル Core 2 Duo プロセッサ P8700の搭載など基本性能を強化した。「MG/D75」と「MG/D70」の2機種をラインアップし、MG/D75には14.1インチ液晶ディスプレイに無線LAN(11a/b/g/n)とBluetooth、MG/D70には13.3インチ液晶ディスプレイと無線LAN(11b/g/n)を搭載した。
ビジネスモバイルノート「LOOX Rシリーズ」には、4Gバイトメモリを搭載。「LOOX R/D70」と「LOOX R/D50」の2機種をラインアップし、LOOX R/D70ではインテル Core 2 Duo プロセッサ超低電圧版 SU9600を、LOOX R/D50ではインテル Core 2 Duo プロセッサ超低電圧版 SU9400を搭載し、基本性能を強化した。
「FMV-DESKPOWER LXシリーズ」は、インテル Core 2 Duo プロセッサ E7500と、大容量4GバイトのDDR3メモリを搭載し、Blu-ray Discやデジタル放送のフルハイビジョン映像を快適に視聴できるスペックを備えたとのこと。
高精細なフルハイビジョン対応23型ワイド液晶と、富士通研究所独自のアルゴリズムにより高画質と長時間録画を実現する「Dixel HDエンジン」を搭載し、ハイビジョン画質のままDVDに約2時間保存できるAVCRECに対応したという。さらに、約1Tバイトの内蔵HDDに地上デジタル放送を最大約875時間録画できる。
コンパクトな新スタイルPC「FMV-DESKPOWER Fシリーズ」では、「F/D90D」と「F/D70D」「F/D60」の3機種をラインアップした。全機種にインテル Core 2 Duo プロセッサ P8700と大容量4GバイトのDDR3メモリを搭載し、ハイビジョンの映像もスムーズに視聴、編集できるとのこと。
F/D90DとF/D70Dでは、約1Tバイトの内蔵HDDに地上デジタル放送を最大約123時間録画できる。ダビング10にも対応し、Blu-ray Disc(F/D90Dのみ)やCPRMに対応したDVD-RAMに加え、DVD-R、DVD-RWにも録画番組を保存可能だ。
コンパクト分離型PC「FMV-DESKPOWER CEシリーズ」は、「CE/D50」と「CE/D40」の2機種をラインアップ。両機種ともに狭額縁デザインを採用した省スペース設計の22型ワイド液晶を採用した。「インテリジェントオート」機能により使用環境の明るさと表示内容に応じて輝度を自動調整し、消費電力も低減できる。
CE/D50には最新クアッドコアCPUインテル Core 2 Quad Q8300と大容量4GバイトのDDR3メモリを搭載。負荷の大きい処理もスムーズにこなすという。
CE/D50には、高性能グラフィックボードNVIDIA GeForce 9500GT」を搭載し、高精細な3Dグラフィックをスムーズに描写する。また、株式会社カプコンの運営するオンラインアクションゲーム「モンスターハンター フロンティア オンライン」の推奨PCとして、快適にゲームを楽しめる。
液晶一体型PC「FMV-DESKPOWER EKシリーズ」は、奥行き213mmの省スペースモデル。19型ワイド液晶とインテル Core 2 Duo プロセッサ P8700、大容量4GバイトのDDR3メモリを搭載し、Windows Vistaの多彩な機能を快適に使用できる。
なお、同社では、4月23日より2009年夏モデル「FMVシリーズ」にて利用できるオンラインストレージサービス「オンラインPOQET(ポケット)」の提供を開始する。ただし、Windows Vista搭載モデルのみ対象となる。
電子メールやアドレス帳、写真などのファイルや設定データを、インターネット上の専用ディスクに保存し、復元できるサービスで、月額利用料350円(5Gバイト/税込み)から1480円(50Gバイト/税込み)までの、各種コースから選択できる。50Gバイトを30日間体験できる「無償お試しコース」も用意するという。
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