20日のミクシィ株のストップ高は、日興シティグループ証券によるインターネットサービスセクターのリポートが材料。ミクシィについては、ターゲットプライスを引き下げる一方で投資判断を中立から買いに引き上げた。
下落を続けたミクシィ株の割安感を指摘するリポートはこれまでもあったが、今回の日興シティグループ証券のリポートは業績面も評価。日本経済新聞報道のとおり、会社側は2010年3月期業績計画について横ばいの見通しを示す可能性が高いしつつも、新事業の寄与により、その横ばい見通しはいずれ上方修正されると予測している。その新事業は「mixiアプリ」や「mixi connect」など。会社側が先行投資を投下して育成を進めているビジネスが、2010年3月期の下期から収益寄与してくる見通しだとしている。
株価は半年以上先を見て動くと言われる。ミクシィ株は成長鈍化を先取る形で下落を続けてきた。しかし、いよいよ再成長局面を期待して動きだす時期が近付いてきたようだ。
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