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アマチュアミュージシャンからプロボウリングまで、PR手段に活用される「ホムペ」

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 携帯電話向けのホームページ作成サービス(ホムペ)は、女子中高生のコミュニケーション手段として使われることが多い。だがホムペはこうした用途に限らず、ミュージシャンやお笑い芸人、スポーツ団体など、プロ、セミプロの個人や団体がPRをするためにも利用されている。

 そこで今回は、ホムペサービスの1つである「魔法のiらんど」を宣伝活動に利用している個人や団体を取り上げ、情報発信ツールとしてのホムペの利点や可能性を探る。

ホムペを自己アピールに活用するアーティストたち

 ホムペサービスは女子中高生からの支持が高く、友達とのコミュニケーションや、ケータイ小説などの自己表現の手段として利用されることが多い。だがホムペはあくまでホームページを作るためのツールであり、コミュニケーション用途に限定されているわけではない。

 コミュニケーション以外の用途で目立つのが、アマチュアミュージシャンやお笑い芸人、俳優、ローカルタレントといった芸能活動をしている個人や団体が、自己PRのためにホムペを「公式サイト」として利用するというものである。主にメジャーになる前の人たちが利用していることが多く、活動記録やライブの案内などを掲載したり、掲示板でファンとコミュニケーションをとったりしているようだ。

iらんどミュージックファクトリーg 魔法のiらんどが提供する、アマチュアミュージシャンの楽曲を配信するWebサイト「iらんどミュージックファクトリー」

 実際にどのくらい活用されているのか、アマチュアミュージシャンを例として挙げてみよう。魔法のiらんどは、アマチュアミュージシャン向けの音楽配信サイト「iらんどミュージックファクトリー」というサービスを提供しており、ホムペ利用者が音楽をアップロードして携帯電話向けに配信できるようにしている。この機能による楽曲の累計アップロード数は、2009年2月末時点で約1万3000曲となっている。

 さらに魔法のiらんどによると、Superfly、マキシマムザホルモン、RADWIMPSなど、現在メジャーデビューして人気となっているアーティストが、アマチュア時代に同社のホムペサービスを活用していたという。また、インディーズアーティストの楽曲を紹介する番組では、アーティストの公式サイトのURLが魔法のiらんどなどのホムペサービスであることも多い。

ミュージシャン同士の口コミで広がったホムペ

 なぜ、アーティストたちはホムペを使って情報を発信しているのだろうか。魔法のiらんどのホムペを活用しているアマチュアミュージシャンのうちの1組、「かなねいろ」のメンバーに話を聞いた。

 かなねいろは丸山敬氏と水本翔氏によるアコースティックデュオで、東京の八王子を中心に路上ライブなどの活動をしている。2008年には、魔法のiらんどのストリートミュージシャン応援企画「Coke Street Live」でグランプリを獲得している。

かなねいろ 「かなねいろ」のホムペ。活動履歴やライブ情報、楽曲の歌詞、メンバーの日記などが掲載されている

 彼らがホムペを活用しはじめたのは、2人が別々に音楽活動をしていた2003年ごろにさかのぼる。周囲のミュージシャンがホームページを開設して歌詞を公開したり、掲示板でファンと交流したりしているのを見て、同じことをしようと水本氏が思ったのがきっかけだった。しかしPCでホームページを作るのはハードルが高かったそうで、もっと簡単に、かつ無料でホームページを作る方法はないかと他のミュージシャンに聞いたところ、「魔法のiらんどでホムペを作っている」という声が多かったことから、自分でも始めてみたのだそうだ。

 アマチュアミュージシャンの間でホムペが多く使われるのには、水本氏の例のように、ミュージシャンの間での口コミによる影響が大きいようだ。現在メジャーデビューして有名になったアーティストたちがかつてホムペを使っていたのも、周囲のミュージシャンから「ホームページを作るならこのサービス」と勧められた影響が大きいと、魔法のiらんどのメディア事業部番組編成グループ、エグゼクティブプロデューサーである佐竹正安氏は話す。

 水本氏と丸山氏は、かなねいろを結成した2005年から現在に至るまで、魔法のiらんどを中心に情報を発信している。ホムペ上では主にライブ活動の情報や日記、楽曲の歌詞などを掲載しており、コミュニケーション用の掲示板も用意している。当初は画像のアップロード方法も分からず、テキストが主体であったというが、現在では画像も活用し、さらには他社のブログサービスなども用いてホムペを作り上げている。

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