新定番?親との連絡は「携帯同士で」

アイシェア rTYPE リサーチ2009年04月16日 11時09分

 数年前、スイッチを押すと離れて暮らす家族にメールなどで連絡が届く電気ポットが話題となったが、ネットユーザーは親との連絡にどのような手段を使っているのだろうか。20代から40代の男女364名の回答を集計した。親子関係は、「両親ともにいる」69.0%、「母親のみ」19.8%、「父親のみ」4.4%、「両親ともいない」は6.9%。

 親がいるとする339名に、親に連絡するときは何で連絡することが最も多いかと聞いたところ、56.3%が「電話」と回答。以下「メール」29.2%、「直接会いに行く」13.9%と続いた。

 男女別で見ると、女性は「メール」が37.1%と男性を14.9ポイント上回り、男性は「直接会いに行く」が18.3%と女性(8.8%)を上回った。年代別では、20代で「メール」42.7%が「電話」をわずかに上回りトップ。一方、30代・40代は「電話」が60%台で圧倒的に多く、年代と男女で大きな差が見られた。

 「電話」が多いとした人に、どの電話(自分)から、どの電話(親)宛てに連絡することが多いかと聞いてみた。「自分の携帯電話→親の携帯電話」が40.3%で最も多く、「自分の携帯電話→親の固定」29.3%、次いで「自分の固定→親の固定」27.7%。「自分の固定→親の携帯電話」はわずか2.6%だった。

 年代別で見ると、「自分の携帯電話→親の携帯電話」は若い年代ほど高く、20代で54.3%。一方「自分の固定→親の固定」は上の年代ほど高く、40代で38.0%となった。それぞれ、20代と40代では25ポイント以上の差がついている。

 また、その理由について自由回答形式で聞いたところ、「自分の携帯電話→親の携帯電話」では、「外出先でもすぐに連絡がとれるので」「家族間通話が無料なので」といったものが多く見られた。

 「自分の携帯電話→親の固定」では、「自分は携帯電話電話が便利、親は固定電話のみ」「自宅に固定電話がなく、親は携帯電話を持っていないから」「親が家にいるので連絡がつきやすい」という意見が多数。「自分の固定→親の固定」においては「お互いIP電話なのでタダだから」「家から連絡することが多いから」といったものもあった。

 また、「メール」が多いとした人にも、どのメールアドレス(自分)から、どのメールアドレス(親)宛てに連絡することが多いか聞いた。「自分の携帯電話→親の携帯電話」が86.9%とほとんどを占め、女性と20代ではそれぞれ91.5%にものぼった。「自分のパソコン→親のパソコン」は9.1%で、以下は2%台。

 また、その理由について自由回答形式で聞くと、「自分の携帯電話→親の携帯電話」では「同じ携帯電話会社で通信料が無料だから」「時間を気にしなくて良いし、手軽」というものが多く、「パソコンを立ち上げる必要がないから」「親はパソコンを持っていないから」といったものもあった。「自分のパソコン→親のパソコン」では「時間が空いたとき、気が向いたときに返事ができるから」という意見が見られた。

 携帯電話が普及した今、親世代でも携帯電話を持っている人が多い様子。家族割引などを活用して、安く気軽に連絡を取れる点が評価されているようだ。今後、携帯電話を持つ層がさらに広がっていけば、親との連絡手段としての「携帯電話」が定着していくのではないか、そう予感させる結果となった。

どの電話(自分)から、どの電話(親)宛てに連絡することが多いか

 調査はブロガー向け情報サイト「ブロッチ」などネットマーケティングを展開する株式会社アイシェアが、同社の提供するサービス会員をパネラーとして行った。

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