マイクロソフト、自社サイトを用いたターゲティングが効果をあげる

鳴海淳義(編集部)2009年04月13日 18時47分

 マイクロソフトは3月30日、同社内のマーケティング担当者向けに社内セミナー「Digital Marketing Day09」を開催した。マイクロソフトがウェブマーケティングに使用している各種プラットフォームや、自社メディアを活用したターゲティング広告などの事例が明かされた。

 マイクロソフトが導入するマーケティングプラットフォームは、広告配信システム「Atlas」、オンラインでイベントを開催するツール「Virtual Event Service」、ビデオマーケティングインフラ「MS Video」、携帯電話向けサイト、ウェブサイトのスプリットテストを行うためのインフラ、メール配信ツールなどがある。

Virtual Event ServiceVirtual Event Serviceはリアルイベントと比較して低コストで時間、場所を問わず、顧客とのエンゲージメントを高めることができるという。

 マイクロソフトはこれらのプラットフォームを用いるとともに、アドネットワーク、行動ターゲティング、リスティングなどを活用してマーケティング施策の効率化を図るという。

 マイクロソフトは法人向けサイト「Microsoft Business Connection」を運営している。閲覧者ごとにカスタマイズされたユーザーインターフェースとコンテンツを表示し、全コンテンツの閲覧行動履歴を取得している。

 ホームPCユーザー向けには「Club Microsoft」を運営している。こちらはユーザーが所有している製品登録情報や、コンテンツ閲覧行動履歴を取得している。

 これらのサイトの目的は、顧客との良好な関係を深め、継続的な売上アップを実現することだとしている。つまり、重要顧客の囲い込みだ。

 サイト会員の閲覧履歴によって顧客セグメントを認識できる。そのため、Microsoft Business Connection購読者はそれ以外の顧客と比べて特定キャンペーンへのCTRが2倍に上ったという。

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