まもなく「Bluetooth 3.0」が正式に発表されることになる。Bluetooth Special Interest Group(SIG)は4月21日、Bluetooth 3.0を公式にアナウンスする予定である。Bluetooth 3.0では、目ざましい高速化が図られ、すべてのメディアライブラリをワンタッチで転送することすら可能となる。また、何度も接続が切れてしまう問題を解消する「Enhanced Power Control」(EPC)と呼ばれる新機能の搭載も明らかにされている。
Bluetooth 3.0で最も興味深いのは、無線LANの通信速度と連動する技術が、組み合わせて採用されている点にある。たとえば、Bluetoothを経由して、ノートPCと携帯電話のペアリングを行い、無線LANを活用して、大幅に通信速度を向上させつつ、デバイス間のデータ転送が可能となる。この機能を利用するには、両方のデバイスが、Bluetoothと無線LAN通信に対応している必要がある。そうでない場合は、データ転送には、Bluetoothのみが用いられる。
実際のハードウェアなどに関する詳細な情報は、Bluetooth 3.0のスペックが公式に発表される、4月21日に明らかとなる予定である。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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