ケータイ春商戦のスタートは緩やか--2月の国内出荷実績

松田真理(マイカ)2009年04月09日 18時21分

 社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)は、2月度の携帯電話およびPHS国内出荷実績を発表した。国内出荷台数は300万2000台で、前年同月比40.6%減と8カ月連続の前年割れとなった。ただし、2カ月ぶりに300万台を超えている。

 このうち携帯電話は295万3000台で、前年同月比38.4%減とやはり8カ月連続で前年割れを記録した。ワンセグ対応製品は229万4000台で同22.2%減。ワンセグ搭載率は77.7%となり、端末の高機能化が進んでいる。ワンセグ対応製品の累計出荷台数は5314万9000台となった。

 また、2008年4月度から2009年2月度の累計は3295万1000台で、前年同期比29.7%減となった。これについてJEITAでは「ワンセグ対応製品が相次いで登場して好調だった前年度の反動や、10月以降の急激な景気後退があるものの、春商戦が緩やかにスタートしたことが影響した」とコメントしている。

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