ゴンゾ、ネクステック、アイ・ビー・イー--マザーズで監理銘柄指定や上場廃止が相次ぐ - (page 2)

 ネクステックは、増資でいったん債務超過状態を脱したものの、本業の事業環境が悪化。2月に最終損益で4億8000万円も赤字幅が拡大する業績の下方修正を発表した。

 またその前日である3月31日には、東証がアイ・ビー・イーホールディングスの上場廃止を発表している。同社はマザーズ上場でシステム開発や街頭メディア・サイトの運営などを手掛けている。東証は、「同社の虚偽記載の内容は、売上高や利益が大幅に減少、さらに2期連続で債務超過であって過去上場廃止基準に定める要件に抵触するものであり、投資者の投資判断を大きく誤らせるものでありました」と指摘、投資家への影響も重大だとして5月1日の上場廃止を決めた。

 そのほか、デジタルコンテンツの信託業務を行うジャパン・デジタル・コンテンツ信託も3月23日に監理銘柄指定されている。

 金融不安を発端とした株式市場の低迷で、時価総額が上場廃止基準に満たない企業もある。今後も上場廃止が相次ぐ可能性がありそうだ。

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