ワコムは3月26日、プロ向けのペンタブレット「Intuos」シリーズの最新モデル「Intuos4(インテュオスフォー)」を4月3日に発売すると発表した。価格はオープン。
「Intuos」シリーズは、プロ向けのペンタブレットで、イラストやアニメーション、グラフィックス、画像編集、DTPなどの分野で幅広く利用されている。
最新モデルでは、ペン用のIC(集積回路)とセンサーを新たに開発。筆圧情報の処理速度を向上させ、前モデルの「Intuos3」で1024段階だった筆圧レベルの感知を2048レベルに倍増させた。これにより、絵筆のようなタッチでの表現ができるという。ペン先付近に搭載した第2世代チップセンサーは、描画機能がONになる荷重を感知する性能を高め、「Intuos3」の10gから1gまで感度を高めた。
インターフェイスも一新し、「Intuos3」では、左右に搭載していたファンクションキーを左側に統一。作業中、ペンを持った手で意図せず触れてしまう誤作動を防ぐことができる。また、ファンクションキーの設定内容を表示する有機ELディスプレイも搭載した。設定している機能の内容を表示できるため、ソフトによって割り当てが異なる場合でも、視覚的に確認できる。
このほか、着脱可能なUSBケーブルを搭載し、左利きのユーザーはタブレットを反転させて使用できるようになった。なお、反転させた場合、有機ELディスプレイの表示も自動的に反転される。グリップペン、ペンスタンド、替え芯10本などが付属し、替え芯は、ペンスタンドの内部に収納できる。
ラインアップは、スモール、ミディアム、ラージ、エクストララージの4タイプ。直販サイト「ワコムストア」の価格は、スモールが2万2800円、ミディアムが3万2800円、ラージが4万2800円、エクストララージが8万4800円。スモール、ミディアムについては、Photoshop Elements 7 for Windowsなどの画像処理ソフトをバンドルしたモデルも用意する。
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