mF247 Episode2内には登録アーティストごとにページが開設される。アーティストが自分で内容を編集できるようにし、CDや着うた、グッズなどの販売もできるようにしていきたいという。また、通信カラオケに配信する際には現状、社団法人 日本音楽著作権協会(JASRAC)への著作権信託が必要になることから、この手続きを簡単にできるようにするツールも提供していくとのことだ。
「ツールはどんどん提供していく。アーティストが曲を作ることでお金を稼げる環境を作っていきたい」(西村氏)
サービス利用料はアーティスト、ユーザーともに無料だ。「いままではアーティスト登録料を1万円にしていたが、ひろゆきさんが無料にこだわった」(丸山氏)という。「無料であれば多くのアーティストが利用してくれるのではないか」(西村氏)という期待に基づくものだ。
収益は、ニワンゴの親会社であるドワンゴの着うたサイト「dwango.jp」などでの着うた配信などであげる考え。ニコニコ動画のアフィリエイト広告「ニコニコ市場」の仕組みも活用するという。なお、mF247 Episode2のシステム開発は、ニコニコ市場を開発したエクストーンが手がけている。
登録アーティストの審査は247Musicが担当する。ただし、サービスの企画や運営は西村氏に任せると丸山氏は話す。「(これまでのmF247は)成功したわけでない。……ということは、言いたくはないけど失敗したということ。アーティストの審査はするが、mF247を大きくするのはひろゆきさんに任せた。オヤジは口出さないほうが良いという結論だ」(丸山氏)
なお、リニューアルにあたりシステムを作り変えたため、これまでmF247に登録されていた楽曲は残されていない。利用を希望するアーティストは、mF247 Episode2に新たに楽曲を登録する必要がある。3月26日時点での登録アーティスト数は41組、登録楽曲は77曲となっている。
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