手軽にどこにでも持ち歩くことができ、好きな時に音楽を楽しめる携帯音楽プレーヤー。実際に持っているユーザーはどのような時に利用しているのだろうか?また、新曲情報はどのように入手しているのだろうか?20代〜40代を中心とするネットユーザー男女417名に調査し、回答を集計した。
現在携帯電話を含めた携帯音楽プレーヤー(MP3プレーヤーやポータブルCD・MDプレーヤーなど)を持っているかと聞いたところ、73.1%が「持っている」と回答。
持っている携帯音楽プレーヤーは「デジタルオーディオプレイヤー(MP3プレーヤーなど)」が80.7%で最も多く、次いで「携帯電話」が63.9%で続き、性別、年代を問わず上位に。「ポータブルMDプレーヤー」は20代に比べて30代・40代の所持率が高く、「ポータブルCDプレーヤー」は40代のみ20%台。年代別で大きく特徴が出ているところを見ると、すっかり主流は入れ替わったことが見て取れる。
携帯音楽プレイヤー(携帯電話を含む)を持っている人に音楽を聴くために最もよく利用するのはどれかと聞いたところ、「デジタルオーディオプレイヤー」が74.1%で圧倒的に多く、続く「携帯電話」20.3%を大きく引き離した。
同じく携帯音楽プレイヤー(携帯電話を含む)を持っている人にどのようなときに音楽を聴いているか複数回答形式で答えてもらったところ、トップは「通勤・通学時間(63.0%)」、2位は「通勤・通学以外の移動時間(40.0%)」、3位は「趣味の時間(作業をしているとき)」で26.2%。
性別・年代別に見ると「趣味の時間(作業をしているとき)」では女性(33.6%)と20代(33.1%)が高ポイントだった。「家事をしているとき」では女性(17.5%)が男性(4.2%)を大きく引き離している点も目立つ。「仕事・勉強をしているとき」に聞くという20代(17.7%)も他の年代より多く、女性と20代は「作業をしながら音楽を聴く」という楽しみ方をする人が多い傾向にあるようだ。
また、携帯音楽プレーヤーの所持・非所持関わらず、新しく発売される音楽(新譜)の情報をどのように入手しているか(複数回答形)では、トップが41.2%で「テレビCM」、2位は「インターネットのニュース(33.1%)」、3位は「テレビの音楽番組(25.9%)」と、性別・年代別に見てもトップ3は同じ結果だった。4位以下は「テレビ番組(音楽番組以外)」の20.1%、「ラジオ(18.2%)」「アーティストのサイト(17.0%)」と続いた。
男女別に見てみると、女性は「テレビCM」が49.2%で男性よりも15ポイント高いうえ、「テレビの音楽番組」や「テレビ番組(音楽番組以外)」にもポイントが多く集まっており、テレビを情報源にしている割合が男性よりも高い様子。反対に男性は「インターネットニュース」が37.7%と女性よりも10ポイント高く、「ラジオ」が21.8%で女性を7ポイント引き離した。
年代別に見てみると、20代は「アーティストのサイト」の20.4%や「インターネットでのクチコミ(ブログなど)」の17.4%などインターネット関連にポイントが多く集まっていた。30代は「CDショップ」が19.1%、「CDレンタルショップ」が11.8%とそれぞれ他の年代よりも高ポイントで、店頭で新曲の情報を得ている人も少なくないようだ。
所持率の高いデジタルオーディオプレイヤーはインターネット経由での楽曲購入が可能であること、また、20代ではインターネットを新曲の情報源としている割合が高い点を見ると、今後、「新曲の情報源」としてのインターネット利用が更に浸透していくのかもしれない。そう予感させる結果となった。
調査はブロガー向け情報サイト「ブロッチ」などネットマーケティングを展開する株式会社アイシェアが、同社の提供するサービス会員をパネラーとして行った。
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