啓蟄(けいちつ)を迎え春が近づいてきたが、季節の変わり目は風邪をひく人も増えやすい。ネットユーザーは風邪対策についてどのような考えをもっているのだろうか。20代から40代の男女386名に調査を実施、回答を集計した。
効果があると思う風邪対策を複数回答で答えてもらったところ、80%以上の人が「うがい(88.3%)」「手洗い(82.9%)」と回答。以下、「十分な睡眠(70.7%)」「マスクをする(59.3%)」が上位に入り、特に「うがい」は、30代(90.8%)、40代(90.8%)で90%以上が有効だと考えていた。
一方、風邪対策を行ったことがある72.5%の人に、よく行う風邪対策を聞いたところ、有効だと思う風邪対策ランキングと順位に大きな違いなみられなかったが、「マスクをする(40.7%)」は効果があると思う人(59.3%)よりも18.6ポイント、「十分な睡眠をとる(38.2%)」は32.5ポイントダウンと、全体的に実際に取り入れている人の数値は低め。風邪対策として効果があると考えていても行動に移す人はそれほど多くない実情があらわれた結果となった。
風邪対策をするのは、半数以上の人が「体調不調を感じはじめたら(53.9%)」「周囲に風邪をひいている人がいるとき(50.0%)」と回答(複数回答)。「風邪が流行っている・流行ってきたとニュースで流れたら」対策をするのは35.7%、「季節の変わり目」に気をつけているのは女性(26.0%)と30代、「常に対策をしている」と、健康管理がしっかりしているのは30代(23.6%)に多い傾向がみられた。
また、風邪のひきはじめにはどう対処しているのかを自由回答形式で教えてもらったところ、「早く寝る」や「薬を飲む」といった意見が多かったが、食べ物や飲み物で対処するという回答も少なくなかった。
具体的には「ネギラーメン」「しょうが」「ホットワイン」「たまご酒」「ホットレモネード」「野菜スープ」など栄養が取れて身体の温まるものが挙げられていた。他、「サプリメント」や「栄養ドリンク」で栄養を補給したり、「ユーカリのアロマオイル」を用いるとの意見もあり、「重症になった時のために食料を買い込む」と、風邪の悪化に備える人もいた。
風邪対策は様々な方法があるといわれているが、実際に行われているのは「うがい」「手洗い」が多数。ひいてしまったら早めに「栄養」「睡眠」をたっぷりとって「身体を温める」と、昔からよく知られた方法が主流となっているようだ。
調査はブロガー向け情報サイト「ブロッチ」などネットマーケティングを展開する株式会社アイシェアが、同社の提供するサービス会員をパネラーとして行った。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
住環境に求められる「安心、安全、快適」
を可視化するための“ものさし”とは?
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」