欧州で人気のプロフィール交換ツール「Poken」が日本でも発売された。自分のプロフィール、ブログのURL、Twitter、FacebookのIDなどを登録しておくと、お互いのPokenをかざすだけでそれらの情報を交換することができる。使用レポートはこちら。
Pokenには小型のセンサーとUSB端子が内蔵されている。このセンサー同士をタッチすると、お互いの端末IDが交換されたという情報と、交換された時刻が記録される。この行為を「Pokenする」という。あるいはPokenのキャラクターが4本指であることから、「ハイフォーする」ともいう。
まだこの段階ではPokenした相手とプロフィールは交換されていない。交換するには、PCのUSB端子に接続し、Pokenのサイトにアクセスする。そこで自分のプロフィールを登録すると、Pokenした相手に自分のプロフィールが公開される。相手もプロフィールを登録するとウェブ上で確認できる。
自分のプロフィールはビジネス用、プライベート用など5種類まで登録できる。これらをPokenする直前に切り替えれば、相手に合わせて適切な情報を与えられる。Pokenしたくない相手には「ゴーストモード」が有効だ。
ゴーストモードでタッチすると、通常通りPokenされたように見えて、実は自分のデータは相手に送られない。後から相手の素性を確認し、自分のプロフィール情報を送ることも可能だ。
Pokenのウェブサイトには顔写真をはじめ、ブログURLや各種SNSのIDなども登録できるため、1度会った人と継続的にコミュニケーションをとることができる。大量の名刺を持ち帰っても、顔と名前が一致しなかったり、記載されているメールアドレスを1つずつ入力していくのが面倒だったりする。Pokenを使えばそういった手間が省けるかもしれない。ブロガー向けのミニカードを、ウェブと連動するハードウェアに置き換えたイメージだ。
ユーザーの個人情報はPokenのハードウェアではなく、サーバ上に保存されている。そのため、Pokenを紛失しても、PokenのウェブサイトのIDとパスワードが知られない限り、自分や友人のプロフィールが漏れることはないという。ただし、PokenをPCに接続したときに自動ログインするように設定している場合は、それを解除しないと情報が漏洩する危険があるので注意が必要だ。
Pokenのデザインは5種類で、価格は1個2480円。5個入り、12個入りのセット販売もある。日本向け公式サイト「Poken.jp」を運営するアコニがAmazon.co.jpに出品している。
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