[ウェブサービスレビュー]OS、PC間を気にせず使えるオンラインストレージ--「Dropbox」

Dropbox
内容:オンラインストレージサービスの中でも、あらゆる条件下で利用できる「Dropbox」。自宅PCと会社PC、一般への公開フォルダ「Public」などアクセス権の広さに加え、Windows、Mac、Linuxと主要なOSをサポートしている。

 DropBoxとは、2008年9月に一般公開された、オンラインストレージサービスだ。クライアントをインストールし、アカウントを登録するだけで利用が可能。対応OSもWindowsだけではなく、Mac OS、Linuxといった主要なOSに対応している。2Gバイトまで無料で利用可能だ。

 使い方も非常に簡単で、DropBoxのディレクトリ(クライアントインストール時に作成される)に、ファイルをドラッグ&ドロップするだけで、自動的に更新される。

 ほかのコンピュータで作成したファイルも自動で同期され、各コンピュータのDropBoxディレクトリ内は常に最新の状態となる。また、クライアントをインストールすると自動的に作成される、「Public」というディレクトリは、DropBoxのアカウントを持っていない人へも公開できる。

 メールやメッセンジャーなどで、ファイルを送りたいときには、Public以下にファイルを移し、右クリックの「DropBox」から、「Copy public link」を選択すると、そのファイルのURLがクリップボードにコピーされ、ブラウザからファイルを取得できるようになる。

 不用意にファイルを置くと、自分の知らない人にまでそのファイルを取得できてしまうが、ちょっとファイルを送りたいときなどには、非常に便利である。

 DropBoxで、特に素晴らしいと思ったところは、過去の更新履歴(リビジョン)を見ることができ、過去の時点にも戻すことができることだ。また、一度DropBoxのディレクトリに入れたファイルを削除しても、再び同じファイルを取得することもできる。

 これらの動作は、クライアントからはできず、ウェブブラウザへのアクセスが必要となる。

 欲を言うなら、過去のファイルと現在のファイルの差分(diff)を見ることができるようにしてほしい。過去のリビジョンとその前のリビジョンで、どこが変更されたかがわかれば、非常に便利である。

  • Dropboxのホーム画面

  • Revisionsから使用履歴を見ることができる

  • デスクトップ上には「Dropbox」ディレクトリが生成される

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