Jive、ソーシャルビジネスソフトウェア「Jive SBS 3.0」を発表

文:Larry Dignan(CNET News.com) 翻訳校正:編集部2009年03月11日 18時11分
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 Jive Softwareは、企業内で行われるすべての共同作業のバックボーンになりたいと考えている。しかし、同社は最終的にはMicrosoft、Oracle、IBMといった大手企業との厳しい競争にさらされる可能性が高い。

 Jiveは米国時間3月10日、「Jive Social Business Software 3.0」(SBS 3.0)を発表した。同社は、このSBS 3.0を企業向けのコラボレイティブアプリケーションスイートと呼んでいる。第1四半期末までに発売予定の同スイートは、従業員エンゲージメント、マーケティングおよび販売、顧客サポートへの注力、および社内外のコラボレーションの促進を目的としている。

 またJive SBS 3.0は、一元化されたビュー、統計、詳細レポート、動画、ソーシャルブックマーキング、高度なユーザーインターフェースを備える。

 Jive SBS 3.0は、大雑把に言えば同社のClearspaceスイートのブランドがSBS 3.0に変わったものと考えていい。このJive SBS 3.0に詳しいOliver Marks氏は次のように述べている:

 今や小規模ベンダーは大手企業に太刀打ちできないが、JiveはMicrosoftやIBMとの競争を拡大している、というのがJiveの主張だ。Jiveは前年比70%増の成長を達成し、2500社以上の顧客を抱え、世界5カ国で事業展開しているという。これらのデータを基に、同社は自らを(Little)big company--(小規模な)大企業--と評している。

 SBS 3.0は基本的に、Forbesが発表する世界企業ランキング「Global 2000」にランクされている企業向けのSBSスイート製品であり、顧客との幅広いコンサルティングを基に作られている。目的は、企業内外の人々が互いに接続、通信、協力し合い、また業務の能率をアップし業績の向上を図る上で必要なコスト、時間、リスクを減らすことにある。

Jive SBS 3.0

 Jiveは確かに、Enterprise 2.0の概念を新たな成熟レベルまで引き上げている。しかし、Jiveはあくまでトゥイナー(tweener。betweenからの造語。中間的な立ち位置で安定的な運営を志向する企業)である。新興企業に比べたら資源も豊富で、企業顧客に食い込めるだけの力もあるが、IBM、Microsoft、Oracleほどの販売力はない。Jiveはコラボレーション市場に活路を見出したが、同市場もいずれ頭打ちになる。

 最終的に、JiveはOracle Social CRM、IBM Lotus、MicrosoftのSharepointと競争することになる。現在これら3つの製品は、企業の間で定着している。Jiveにとって最大の課題は、今や企業内のコラボレーションソフトウェアとして広く利用されている電子メールから人々を引き離すことだと、Marks氏は付け加えた。

 簡潔に言うと、Jiveは行動を起こしたが、いわゆるEnterprise 2.0を謳う多くの要素が大規模な企業向けスイートの呼び物となるかは不透明だ。

 Jiveは、ある程度成功したら、より規模の大きな企業に買収される可能性が高いのではないかと、筆者は考える。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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