Jive Softwareは今後1カ月以内に、同社のインスタントメッセージング(IM)ソフトウェア「Openfire」(旧:Wildfire)にVoIP(Voice over IP)通話機能を追加することを予定している。
Jive Softwareは米国時間3月15日、Openfire 3.2のベータ版をリリースした。同ソフトウェアは、最近まで「Wildfire」という名称だった。同社の最高経営責任者(CEO)であるDave Hersh氏によると、今度のアップデートでは新たにVoIPモジュールが追加されるという。
「音声(機能)は衰退したわけではないが、音声は、別の形態のコラボレーションとより密接に関連するものとして、さらなる強化が可能だ」(Hersh氏)
Hersh氏によると、新たに追加される音声機能により、ユーザーは、PCを介して会話しながら画面を共有したり、オンライン掲示板スレッドに参加したり、インスタントメッセージを送信できるという。その際に、PCのヘッドセットマイクやVoIP電話の利用が可能だ。
この音声ソフトウェアは、GoogleのIMソフトウェア「Google Talk」に使用されている「Jingle」プロトコルを実装している。
Jive Softwareは、Openfireのオープンソース版を無料で提供している。また、より高性能な企業版を1ユーザー当たり年間15ドルで販売している。
Hersh氏は、Openfireは将来、SkypeやMicrosoftの製品と競合することになると予想する。Microsoftは今週、Tellme Networksの買収という形で、音声ソフトウェアへの莫大な投資を行った。
Jiveは、ソフトウェアのソースコードを公開することにより、競合他社との差別化を図っている。ソースコードを公開することにより、顧客はより容易にアプリケーションをカスタマイズできる、とHersh氏は説明する。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したも のです。海外CNET Networksの記事へ
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