そのほか無料ユーザーでは10Mバイト、有料ユーザーでは100Mバイトまでのファイルを添付できる「ファイル付せん」の機能も提供する。
これにあわせて画像アップロードの仕様にも変更が加えられた。これまで大きいサイズの画像ファイルについては、アップロード時にリサイズが必要だったが、有料会員がアップロードする画像に関しては、元サイズの画像も保存されるようになった。キャンバスに貼り付けた時点で表示上の画像はリサイズされるが、その画像の右下に表示されるアイコンをクリックすると元サイズの画像を閲覧できる。
付せんの検索機能も追加された。検索範囲はキャンバス単位で指定できるほか、キャンバスのどの位置にある付せんなのかも画像で表示する。この機能に関しては有料会員でない場合、検索対象は過去1週間に作成した付せん限定となる。
さらに、作成したキャンバスをブログやウェブサイトにエンベッドできる「埋め込みlino」の機能を追加した。キャンバス作成時の公開設定がそのまま反映されるため、埋め込んだサイト上で自分の作成したキャンバスを見せるだけでなく、自分のサイトに訪れたユーザーとともにキャンバスを作成していくといった使い方もできる。
linoのユーザー数は非公開だが、インフォテリア・オンラインによると、海外からの利用者が25パーセント程度。また2008年夏に導入したグループ機能については積極的な利用がある。今回のリニューアルではグループ向け機能の強化やライトユーザーの認知度向上を狙う一方、有料サービスの提供により、これまで技術的なデモの要素が強かった同サービスでの海外も含めた収益化を考えていくという。
なおインフォテリア・オンラインではCNET JapanおよびVENTURE VIEW読者先着1000名を対象に、有料会員向け機能を60日間無料で提供するキャンペーンを実施している。応募はlinoの特設ページにて行う。ただし応募にはPayPalのアカウントが必要となる。
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