モバイル開発者がGoogleから購入したアンロックされたHTC製「G1」携帯電話では、「Android Market」の有料アプリケーションを実行することができないことが今週になって明らかになった。
IDG News Serviceによると、開発者はこのアンロックされたG1で一般ユーザーよりも上位のアクセスが可能で、アプリケーションのコピー防止機能を解除できる可能性がある。そのため、Googleはこうした開発者に対して、Android Marketで販売されるコピー防止されたアプリケーションへのアクセスを認めていないという。Googleの関係者は米CNETへの声明で、「不正にコピーされる可能性を最小限にするため、われわれはコピー防止されたアプリケーションをこうした携帯電話に配布していない」と説明している。
25ドルを支払ってAndroidの開発者プログラムに参加する開発者は、アンロックされたG1を399ドルで購入することができる。この携帯電話を使うことで、開発者は特殊なフォルダにアクセスすることができるようで、そのフォルダには、こうしたアプリケーションのコピー防止機能を破ろうと興味を持つ一般ユーザーのせんさく好きな目から逃れるために、有料アプリケーションが保存さている。
こうした理由で、GoogleはアンロックされたG1を使用する開発者が、Android Marketから有料アプリケーションをダウンロードできないようブロックしてきた。しかし、一部の開発者はGoogleのAndroid Forumsで、Googleは不当にも開発者を海賊行為者扱いし、Android Marketにある自分の有料アプリケーションをダウンロードすることを認めていないと不満を表明した。
リテール版のG1をアンロックしたユーザーに対する有料アプリケーションの禁止は、少なくとも現時点では実施されていないようだ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果