ソフォスは2月24日、2009年からの3年間で国内での売上を4倍にするという目標を掲げた事業計画を発表した。情報漏えい防止ソリューション分野の強化と、販売体制の強化を図ることで実現するという。
同社はウイルスやスパムメール、スパイウェアからの保護、不正アクセスの防止、ネットワークアクセスやアプリケーション管理、セキュリティポリシー管理などのセキュリティ対策製品を提供している。利用者は世界150カ国で1億人以上といい、日本では3500社以上に同社のソリューションが導入されているほか、官公庁や教育機関、研究機関への納入実績があるとのこと。2007年の売上高は前年比28%増、2008年は同40%増と成長中だ。
今後の重点注力分野である情報漏えい防止ソリューション分野では、エンドポイントの保護やコンプライアンス、システム保護のほか、新たに暗号化やデバイスコントロールといった情報漏えい防止に取り組む。欧州の情報漏えいソリューションでトップクラスのシェアを誇るドイツのUtimaco Safewareの買収を2009年度中に完了させ、Utimacoの暗号用ソリューション「SafeGuard」をソフォスの顧客に提供するほか、SafeGuardの機能をソフォスの製品群に統合していく考えだ。
第1弾として、外部攻撃からの保護と情報漏えい防止を実現する統合製品「Sophos Endpoint Security and Data Protection」を2009年春、中小企業事業所向けに発売する。また、パートナー企業でのソフォス製品担当者を3年後に2000名にまで拡大する計画だ。
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