バルセロナ発--スマートフォンのユーザーは間もなく、ホスト型「WebEx」ツールを利用して、自分の携帯電話からウェブ会議に直接参加できるようになる。
Cisco Systemsは米国時間2月17日、バルセロナで開催のGSMA Mobile World Congress 2009において、同社が提供するウェブ会議サービスWebEx用クライアントソフトウェアの新しいバージョンで、Research In Motion(RIM)の「BlackBerry Bold」「BlackBerry Curve 8900」「BlackBerry Storm」など数機種のスマートフォンに対応すると発表した。ほかにも、「Nokia E71」「Nokia E75」「Nokia N97」といったNokiaのEシリーズとNシリーズや、サムスン電子の「Blackjack II」にも対応する予定だ。
この新機能により、スマートフォンユーザーはモバイル機器から直接、ウェブ会議や音声会議に参加できるようになる。
Ciscoはすでに、Appleの「iPhone 3G」向けにこの機能を提供している。すべてのWebExユーザーに無償提供されているこのアプリケーションは、ダウンロード件数がすでに5万件を超え、「App Store」の人気ビジネスアプリの上位10位に入っている。
CiscoのCollaboration Software GroupのシニアバイスプレジデントであるDoug Dennerline氏は次のように述べた。「携帯電話ユーザーはもはや、二級市民ではなくなる。素晴らしい点は、空港で立ち往生するなど何らかの理由で会議に遅れても、会議に参加できるようになることだ。ノートPCを起動する必要はない。電話から直接参加できる」
Dennerline氏によると、RIMは2009年4月にBlackBerryにクイックアクセス用「ボタン」を追加する予定なので、ユーザーはアイコンをクリックするだけで会議に参加できるようになるという。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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