Googleは財務面を厳しく見直す時代に入っているが、今回新たに再編の対象とされたのはラジオ広告事業だった。同社が米国時間2月12日に述べたところでは、これにより最大で40人の従業員が職を失うという。ただし、この市場から完全に撤退するわけではなく、代わりに音声ストリーミング放送の広告について調査を始めた、と同社は述べている。
Googleの製品管理担当バイスプレジデントであるSusan Wojcicki氏は12日付のブログで、「かなりのリソースを投じて製品を開発し、その過程で多くのことを学んだが、希望していたような影響力を手にするには至っていない。そこで、ラジオ放送の事業からは撤退し、オンラインの音声ストリーミング放送に力を注ぐことにした」と述べている。「『Google Audio Ads』『AdSense for Audio』といった現行の製品は段階的に廃止し、『Google Radio Automation』事業、つまりラジオ番組の放送を自動化するソフトウェアは売却する計画だ」という。
そして人員カットだ。「関係する人員の大多数には別の職務を見つけたいと考えており、これから数カ月、そうなるように取り組んでいく。しかし、ラジオ放送広告事業を中止し、Radio Automationの事業を売却するとなると、最大で40人について、Googleではほかの職務を見つけられない可能性がある」
Googleによると、従業員には社内の新しい職に応募する期間がおよそ2カ月あるという。サービス自体は5月31日に終了することになっている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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