皆様こんにちは、香港で携帯電話の研究家をやっている山根康宏と申します。普段から海外の携帯電話やモバイル事情について個人のブログなどで情報発信を行っております。
またCNETでは「山根康宏の中国トンデモケータイ図鑑」という連載もやっておりますのでご興味ある方はぜひご一読よろしくお願いします。
さて普段の私は主に執筆活動を行っている他、毎月のように海外各地に飛び回り展示会などの取材活動を行っています。そのため常にノートPCを持ち歩いております。私にとってノートPCとは「どこでもオフィス」を提供してくれる生活・仕事の最重要ツールであり、求める機能や性能は「道具として信頼できるもの」、すなわち、
となるのです。このためここ10年ほどはIBMのThinkPadを使い続けています。OSとしてはWindowsノートPCを使い続けていることになりますが、それはOSに拘っているわけではありません。自分の利用スタイルに合ったノートPCがThinkPadであり、それがWindows搭載ノートPCだった、ということなのです。それに実は10数年以上前は私もMacユーザーでした。Windows 95が登場したころにWindowsへ移行したのです。
そのためMacに対しては良いイメージも持っていますが、WindowsノートPCを毎日利用している環境からいきなりMacへ移行するのはそう簡単なことではありません。それはやはり今の日常的な作業がすべてMacに移行できるかどうか、未知数だからです。
ところが今回、Macを試用させていただく機会に恵まれました。WindowsユーザーでMacへの乗換えを躊躇している私にはありがたい企画です。しかもモバイル用途にも適したMacBook Airをお借りすることになりました。WindowsノートPCを毎日持ち運んでいる「モバイルオフィス環境」をMacBook Airで実現できるのか?これから数回に渡ってレポートしたいと思います。
Appleの製品はパッケージングから美しいものがほとんどです。MacBook Airも箱を持っただけでなんとなくうれしくなってしまいます。箱を開けてみれば中も綺麗にまとめられており、触れる前からワクワクさせてくれます。
でもさっそく気になる点が1つ見つかってしまいました。付属のACアダプタですが、ACアダプタ本体から出ている電源ケーブルが細くて弱々しく見えてしまいます。たとえば空港で電源を借りているときなど、時々通行人が誤って電源ケーブルに足を引っ掛けてしまうなんてこともよくあります。
MacBook AirのACアダプタは本体側の接続がマグネット留めであり、すぐにケーブルは外れるのでしょうが、そうは言っても足にケーブルが絡まったらどうしようなどと思ってしまうところ。たかがACアダプタかもしれませんが、モバイルオフィスの道具にとってはこのあたりも重要なファクターの1つなのです。
本体のサイズはA4の一般的なノートPCより大きめです。でもわずか1.94cmの薄さと相まって思ったよりも小ぶりに感じます。また重量は約1.3kgですが、メタリックな外装から受けるイメージよりも軽く感じます。薄いため剛性を心配していましたが、金属の外装ということもあってか結構丈夫なのではないでしょうか。これなら毎日ケースに入れず、素のまま持ち運んでも大丈夫かもしれません。
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