不況で、居酒屋などの飲食店では飲まず、自宅でお酒を楽しむ“宅飲み”が増えていると言う。ネットユーザーの実態はどうなのか?20代から40代を中心とする男女488名のうち、「誰かとお酒を飲むことがある」とした304名の回答を集計した。
最近、友人・知人と飲んでいる場所はどこかを複数回答形式で聞くと、トップは「お店」の84.5%だったが、「自宅」も36.8%にのぼり、「知人宅」も23.0%。自宅で飲む比率を男女別に見ると、男性に比べ女性の方が10ポイント高く、「知人宅」も7.2ポイント高い。
年代別では「自宅」で飲む20代は44.7%、30代は39.7%、40代は32.4%と、若者の方が“宅飲み率”は高く、「知人宅」も40代19.6%に対し、20代では28.9%と、9.3ポイント高かった。
宅飲みで飲む酒を複数回答形式で聞いたところ、全体では「ビール」が75.7%と最も多く、以下「梅酒などの果実酒」43.8%、「焼酎」43.4%、「カクテル」と「日本酒」が同率41.8%、「ワイン」40.1%という順。
男性のトップ3は「ビール」89.2%、「焼酎」56.3%、「日本酒」 46.1%だが、女性は「ビール」59.1%、「梅酒などの果実酒」と「カクテル」が同率54.7%、「ワイン」46.0%と、ビール支持の目立つ男性に対し、女性は果実酒やカクテルなども好んでいる様子。
年代別に見ると、20代でトップが「梅酒などの果実酒」の76.3%と、2位の「ビール」を15ポイント以上上回った点が目立った。飲む場所別に見ると、お店でワインを飲む人は39.7%だが、自宅では55.4%、知人宅では57.1%と高くなっており、ウイスキー、梅酒などの果実酒は他に比べ知人宅で高かった点も特徴的だった。
宅飲みではどんなお酒がいいか?と複数回答形式で聞くと、最も多かったのは性別、年代を問わず「安価で手に入る」で全体の55.6%。2位の「用意した食べものに合う」は、女性の方が男性より14.2ポイント高く、全体3位の「グラスがなくても飲める」は男性の方が女性より13.3ポイント高かった。また、女性では「カロリーが低い」も3位と上位にあがっており、料理と一緒に楽しめるか、カロリーを気にせず飲めるお酒を求めていることがうかがえた。
年代別に見ると、若い世代ほど「カロリーが低い」「グラスがなくても飲める」のポイントが高くなっている点が目立ち、気軽に飲みたい様子。一方、「健康に良い成分が含まれている」は年代が上がるほど高くなっていた。
調査はブロガー向け情報サイト「ブロッチ」などネットマーケティングを展開する株式会社アイシェアが、同社の提供するサービス会員をパネラーとして行った。
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