シンクは2月5日、100%子会社であるアニメイノベーション東京(AIT)が運営する「動画革命東京」の3DCGアニメーション「タロピカーナ」の本編映像と制作データを、オンラインで全世界同時販売したと発表した。
世界最大級の3DCGコミュニティー「Renderosity」でのモデルデータのテスト販売に続き、海外の大手デジタルコンテンツ販売サイト「Payloadz」と、ベクターが運営するブログサービス「Vector maglog」の3サイトで販売されている。
タロピカーナは、熱帯の美しい山河と幻想的な天界を舞台にした3DCGのアニメーション。クリエーターであるドラゴウノ氏が制作した30分の作品だ。作品は、3Dキャラクター作成ソフトPoserをメインに使用。Poserのキャラクターデータは互換性があり、世界中のコミュニティーで、ユーザー同士がポーズや衣服等のデータをやりとりしているという。
販売している3Dデータの一部も他のユーザーから購入したデータをカスタマイズしたもので、「まったく知らない無数のPoserユーザーが本作の制作を手助けしているという、これまでのアニメ制作の常識を覆す制作手法」(シンク)としている。
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