マイクロソフトは2月5日、次期ウェブブラウザ「Internet Explorer 8」(IE8)向けのアドオンをインストールできる「Internet Explorer アドオンギャラリー」の日本語版サービスを公開した。
IE8は1月27日より製品候補版が公開されており、日本語をはじめとする25カ国語で利用できる。主な新機能は「検索候補」「アクセラレータ」「Webスライス」の3つ。
検索候補は、検索ボックスに入力した語句にあわせてリアルタイムに提示されるようになった。また検索候補のキーワードとともにサムネイル画像も表示される。
アクセラレータは、検索や翻訳、地図表示などこれまでさまざまなサイトを使い分けて行ってきた作業を、いま見ているページ内で完結させる機能。ウェブページのテキストを選択し、アクセラレータアイコンをクリックするだけで実行できる。たとえば知らない語句があったときに、アクセラレータでYahoo!辞書を呼び出し、意味をその場で表示するといった使い方がある。
WebスライスはRSSリーダーに似た機能だ。サイトの中で頻繁に更新される部分を切り取ってお気に入りバーに保存することができ、その後にいつでもIE8から更新内容を確認できるようになる。
今回公開されたアドオンギャラリーには、これらの新機能に対応した外部パートナー企業21社のアドオンが並んでいる。製品候補版の時点でこれだけのパートナーが揃うのはマイクロソフトのブラウザでは過去最多。2月4日時点では日本発のアドオンが世界でもっとも多かったという。
2月5日に都内で開催された記者説明会では、いち早くIE8に対応したNTTレゾナント、カカクコム、ヤフーの3社によるデモが披露された。
NTTレゾナントが運営するポータルサイト「goo」はIE8向けに新たな検索インターフェース「Goo Visual Search」を開発した。このアドオンをIE8にインストールすると、検索窓にgooの入力サポート機能と画像表示機能を付加できる。
入力文字から推測されるキーワードを検索回数上位から順に表示したり、漢字の読み仮名を入力しただけで検索候補を表示したりなど、最小の入力で検索可能にした。
NTTレゾナント シームレス事業部 サービス担当 部長 工学博士の小澤英昭氏は、「検索がCO2を発生させ、環境に良くないと言われているので、無駄な検索をなくしたい。簡単に検索結果にアクセスできるようにすることで、社会貢献、環境貢献ができるのではないか」と語った。
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