「Don't be evil(邪悪になるな)」というGoogleのスローガンは、ときに議論の的になることがある。だがウェブ動画サービスのHuluは、Super Bowlのテレビ広告で、自分たちは邪悪で、それについて擁護するつもりはないと主張する。
NBC UniversalとNews Corp.のジョイントベンチャーであるHuluは、スーパーボウル(Super Bowl)の広告で「自社の秘密を明かす」と約束していた。この広告を担当したエージェンシーはCrispin Porter & Boguskyで、米国時間2月1日夜にNBCで放映された。多くのテレビ視聴者がHuluを知らない可能性が高いことから、これはHuluにとって重要なデビューとなった。実際、ウェブでこの広告を見ようと最初にアクセスしたところ、Huluのサーバは要求が多すぎたらしく、オーバーロード状態にあった。
だが、新しいコンテンツやハードウェア関連の発表を期待していたユーザーの中には、失望した人もいるだろう。「秘密」は明らかにからかい半分だったのだろう。われわれはそう見込んでいる。
この広告は「Alec in Huluwood」というタイトルで、現在、NBCのテレビ番組「30 Rock」に出演しているベテラン俳優のAlec Baldwin氏が登場する。この60秒スポットCMは、有名なHOLLYWOODサインが入り口の地下実験施設と思われる場所が舞台で、Baldwin氏が語り手を務めている。
Baldwin氏は地下に降りるエレベーターの中で、「テレビは脳を腐らせるっていうだろう?」と話しかける。「それはうそだよ。テレビは熟したバナナのように脳を柔らかくしてくれる。そしてついに、われわれはHuluを作った」とBaldwin氏は続ける。
Baldwin氏の一人語りによると、ウェブでたくさんのテレビコンテンツが読み込めるようになれば、それから避けられなくなるというのがサービスの構想のようである(「つまり、何をするつもりだい?テレビとコンピュータを切ってしまうのかい?」とBaldwin氏は述べる)。そしてBaldwin氏によると、Huluは邪悪な隠された動機で創造されたという。「脳がドロドロしたカッテージチーズのようになったら、われわれがメロンボーラーですくいだして、すぐにぺろりと食べてしまう」
最後は、緑色の触手がBaldwin氏のスーツの上着から出てきて、「なぜならわれわれはエイリアンだからだ。こんな風にわれわれは巻き取る」と語って終わる。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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